「うちの子、理数系が得意だけど、普通の高校から大学受験を目指すのが正解なのかな?」
「15歳から本物の技術を身につけさせて、将来どこへ行っても必要とされる力をつけてほしい。」
栃木県や、その隣の埼玉県北部・東部でそんな思いを抱える保護者の方が、一度は検討するのが小山高専(小山工業高等専門学校)です。
栃木県の小山市にも、国立の高等専門学校が1つあります。
それがこの小山高専です。
偏差値は62前後と県内公立高校の上位校と同水準。
しかし「就職・進学の出口の強さ」が公立高校とは大きく異なります。
1965年(昭和40年)に設立され、2026年度で創立61周年を迎える歴史ある国立高専で、機械・電気電子・物質・建築の4つの分野を15歳から学べます。
そしてもう一つ、保護者の方に知っておいてほしいポイントがあります。
それは、小山高専の公式募集要項に 「自宅などから通学する学生がほとんどです」 と明記されていることです(出典:令和9年度小山高専入学者募集要項 IX「学生生活」・令和8年度要項にも同じ記載)。
栃木県内はもちろん、埼玉県の北部・東部からJR宇都宮線で通う学生もいると聞きます。
寮生活に不安を感じるご家庭にとって、これは大きな選択肢になります。
この記事では、元高専職員の視点から、2027年度入試を目指すご家庭に必要な情報をすべて解説します。
この記事でわかること
- 小山高専の偏差値・倍率(2027年度に向けた最新情報)
- 機械・電気電子創造・物質・建築4学科の特徴と進路
- 推薦選抜・学力選抜の仕組みと合否を分けるポイント
- 主要企業への就職実績と国立大学への編入ルート
- 青嵐寮(せいらんりょう)の費用・生活・サポート体制
- 合格に向けた塾・オンライン学習サービスの選び方
この記事を読む前に:
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保護者向け・5分で読める記事です
小山高専とは?基本情報まとめ
最初に、高専という学校自体があまりなじみのない方のために、簡単に説明します。
高専(高等専門学校)は、中学校卒業後の15歳から5年一貫で技術者を育てる国の教育機関です。
普通高校が3年間、大学が4年間なのに対し、高専は5年間まとめて1つの学校で技術を学べます。
卒業すれば「準学士」という資格が得られ、ほぼ100%の就職率と、国立大学への編入という2つの道が開けます。
全国には国立51校・公立3校・私立4校の高専があり、そのうち栃木県にあるのが小山高専1校です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 独立行政法人国立高等専門学校機構 小山工業高等専門学校 |
| 所在地 | 栃木県小山市大字中久喜771番地 |
| 設立年 | 1965年(昭和40年)/2026年度で創立61周年 |
| 教育理念 | 「技術者である前に人間であれ」 |
| 育成する人財像 | 「今を見つめ 未来を創る技術者」 |
| 本科 | 5年制・4学科・1学年200名 |
| 専攻科 | 2年制・複合工学専攻 |
| 学科 | 機械工学科/電気電子創造工学科/物質工学科/建築学科 |
| 学生寮 | 青嵐寮(男女別) |
| 最寄り駅 | JR小山駅(東北新幹線・宇都宮線・両毛線・水戸線)から「おーバス」で約17〜25分 |
| 公式サイト | https://www.oyama-ct.ac.jp/ |
JR小山駅は東北新幹線の停車駅でもあり、宇都宮線で大宮駅から約45分、上野駅から約65分という立地です。
この交通利便性が、後ほど触れる「自宅通学のしやすさ」につながってきます。
偏差値・倍率:県内公立上位校と肩を並べる難易度
偏差値(2027年度入学対象・目安)
※偏差値はあくまでも目安です。高専入試は傾斜配点や受験科目が公立高校入試と異なるため、一般的な偏差値指標とは単純に比較できません。
| 学科 | 偏差値(目安) | 定員 |
|---|---|---|
| 機械工学科 | 62 | 40名 |
| 電気電子創造工学科 | 62 | 80名 |
| 物質工学科 | 62 | 40名 |
| 建築学科 | 62 | 40名 |
偏差値62という数値は、栃木県内の公立高校で言えば上位校と同水準です。
ただし高専は推薦・学力の選抜方式が独自で、内申点と当日点のバランスも公立高校とは異なります。
単純な偏差値比較ではなく「中学3年間の積み重ね」と「当日点」の両方が問われると考えてください。
入試倍率(令和7・8年度・学科別)
公式サイトの「過去の入試データ」によると、令和8年度は推薦に162名が志願して83名が合格、学力に188名が志願して124名が合格しました。
学力選抜では機械工学科が1.9倍と最も高く、全体では1.5倍でした。
| 学科(定員) | 推薦 志願→合格(倍率) | 学力 志願→合格(倍率) | 令和7年度(参考) |
|---|---|---|---|
| 機械工学科(40) | 32名→18名(1.8倍) | 44名→23名(1.9倍) | 推薦56→18(3.1倍)/学力59→24(2.5倍) |
| 電気電子創造工学科(80) | 59名→32名(1.8倍) | 67名→51名(1.3倍) | 推薦58→33(1.8倍)/学力70→49(1.4倍) |
| 物質工学科(40) | 39名→17名(2.3倍) | 41名→25名(1.6倍) | 推薦37→18(2.1倍)/学力40→23(1.7倍) |
| 建築学科(40) | 32名→16名(2.0倍) | 36名→25名(1.4倍) | 推薦42→18(2.3倍)/学力45→25(1.8倍) |
| 合計(200) | 162名→83名(2.0倍) | 188名→124名(1.5倍) | 推薦193→87(2.2倍)/学力214→121(1.8倍) |
この表からわかるのは、令和8年度は定員の4割程度が推薦選抜で先に決まったということ。
さらに令和9年度からは推薦枠が各学科の5割に拡大されるため(令和9年度入学者募集要項)、学力選抜の枠はいっそう小さくなります。
推薦資格(中2・中3の5教科評定平均4.2以上)を狙える成績なら、推薦からの受験が一段と有利です。
栃木県内の受験生だけでなく、群馬・茨城・埼玉北部から受けに来る子も毎年います。
特に近年は「自宅から通える国立高専」として埼玉県の保護者からの問い合わせが増えている印象です。
偏差値62の関門は決して簡単ではありませんが、計画的に対策すれば十分狙える水準です。
小山高専の偏差値は県内の上位校水準。
だからこそ、早めの対策が合否を分けます。
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学科・コース紹介:小山高専で学べること
小山高専には4つの学科があり、それぞれ専門分野が異なります。
中学3年生のうちに学科を選んで出願するため、「何を学びたいか」を早めに考えることが大切です。
機械工学科(定員40名)
機械の設計・製造・材料・制御まで、ものづくりの基礎を幅広く学ぶ学科です。
ロボット・自動車・産業機械など、日本の製造業を支える分野へ進む卒業生が多くいます。
電気電子創造工学科(定員80名)
4学科でもっとも定員が多い学科です。
電気・電子・情報・通信を融合的に学べる学科で、近年のIT・半導体ニーズに合わせた幅広いカリキュラムが組まれています。
1学年80名という規模は、進路の幅広さや先輩ネットワークの厚さにもつながります。
物質工学科(定員40名)
化学・材料・バイオの分野で、新素材や環境技術を学ぶ学科です。
化学メーカー・食品・製薬・環境関連企業への就職や、大学の理工系学部への編入実績があります。
建築学科(定員40名)
建築設計・構造・環境・都市計画を学ぶ学科です。
建築学科は関東の国立高専で唯一の設置(出典:小山高専入試説明動画)で、小山高専の大きな特色の1つになっています。
卒業後は大手ゼネコン・設計事務所・公務員(建築職)への進路があります。
「機械か電気電子で迷っている」という悩みを聞くことが多いです。
まずは、お子さんが「実際に動くもの(モーター・ロボット)が好き」なら機械、「電気・回路・プログラミングに興味がある」なら電気電子、という気軽な気持ちで考えるのがおすすめです。
オープンキャンパスで実験・実習の様子を見て、お子さんがこれにピンと来た!という学科をぜひ選んでみてください。

小山高専ならではの強み・特色
1965年からの歴史と「技術者である前に人間であれ」の理念
小山高専は1965年(昭和40年)に設立され、2026年度で創立61周年を迎えます。
60年以上にわたり技術者を地域・全国の企業へ送り出してきた実績は、就職・編入の太いパイプにもつながっています。
小山高専の教育理念は 「技術者である前に人間であれ」。
育成する人財像として「今を見つめ 未来を創る技術者」を掲げ、探究と創造に挑戦する・思いやりの心を持つ・心身を鍛えるという3つの行動目標を学生に示しています。
技術だけでなく人間性も育てる、というメッセージが学校全体に貫かれているのが特徴です。
「技術者である前に人間であれ」というのは、どの高専でも、表現は違いますが昔から大切にされてきた共通の価値観です。
小山高専はこのメッセージを学校案内や保護者会でも明確に打ち出しており、「技術だけ教えればいい」ではない姿勢がお子さんを預ける保護者の安心材料になります。
埼玉県・群馬県・茨城県から通える立地
これが、他の関東の国立高専との大きな違いです。
関東地方には国立高専が5校(群馬・茨城・小山・東京・木更津)ありますが、一部は中心の都市でない場所にあり、遠方からの通学は寮生活が必要になることを考える必要があります。
一方、小山高専はJR小山駅東口から約5km、小山市コミュニティバス「おーバス」(城東中久喜線または高岳線)で約20分。
小山駅は東北新幹線・宇都宮線・両毛線・水戸線の交わる交通の要所で、埼玉県の北部・東部からも宇都宮線で通学圏に入ります。
小山高専の公式募集要項にも 「自宅などから通学する学生がほとんどです」 と明記されています。
また、自転車通学の学生が多く、保護者会資料でも自転車通学のマナー・送迎ロータリーの使い方が紹介されているほど、自宅から自分の足で通う学生が日常的にいる学校です。
「子どもをまだ家から出したくない」「経済的に寮よりも自宅通学を選びたい」というご家庭にとって、これは大きな魅力です。
全国高専ロボコンの常連校
小山高専は全国高等専門学校ロボットコンテストの関東甲信越地区大会で毎年活躍している、ロボコン強豪校の1つです。
全国大会への出場経験も多く、学生たちが学科を超えてチームを組み、技術を高めあう伝統があります。
「高等専門学校(高専)は中学校卒業後の15歳の才能あふれた若者を受け入れ、本科5年一貫教育によって高度な専門性をもつ技術者を育てる高等教育機関です。小山高専の学生には、チャレンジ精神を持って優れた技術者になる夢・希望をかなえてほしいと願っています。」
小山工業高等専門学校 校長 鶴見 智 氏(出典:小山高専公式サイト「学校長あいさつ」)
校長のメッセージにある「チャレンジ精神」は、小山高専のキャンパスを訪れると本当に感じます。
ロボコン・プロコン・デザコンといった全国コンテストに学生たちが主体的に挑戦している雰囲気があり、それを支える教員・OBのネットワークも厚い学校です。
入試制度の詳細:合否を分ける選抜方法
小山高専の入試には3つの方式があります。
以下の日程・内容は、令和9年度入学者募集要項(2026年8月10日公表)の原本で確認したものです。
配点の比率(学力65%+調査書35%、推薦は調査書60%+面接40%)は要項には書かれておらず、小山高専が公開している令和9年度入学者向けの入試説明動画(2026年6月)での説明です。出願前に必ず公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。
推薦による選抜
中学校長の推薦を受けた生徒が対象です。
学力検査はなく、調査書と面接(口頭試問を含む20分程度)の総合判定で選抜されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集人員 | 各学科の募集人員の5割(例:機械なら40名のうち20名程度) ※令和8年度の「4割程度」から拡大 |
| WEB出願期間 | 令和8年12月7日〜24日(出願書類の受付は令和9年1月5日まで) |
| 検査日 | 令和9年1月14日(木)[追試験:1月23日(土)] |
| 選抜方法 | 調査書60%+面接40%の総合判定(学力検査・小論文なし) |
| 面接 | 個人面接(20分程度)。目的意識・意欲・適性に加え、面接内で「基礎学力の確認」あり(学科毎に面接内容が異なる) |
| 検査会場 | 本校のみ(最寄り地等受験は不可) |
| 合格発表 | 令和9年1月22日(金) |
推薦で最も重要なのが 出願資格の評定基準 です。
【小山高専 推薦選抜の出願資格】
調査書「学習の記録」欄の評定のうち、中学2年生と中学3年生の国語・社会・数学・理科・英語の5教科5段階評価合計が42以上(平均4.2以上)であること
これは小山高専が公式に定めている明確な数値基準で、令和9年度入試でも変わりません(入試説明動画で確認済み)。
中2と中3の各学年で5教科の評定合計が21以上(平均4.2以上)を取れている必要があります。
中学校での日々の学習・定期テスト・提出物の積み重ねが、推薦資格そのものを左右する仕組みです。
注意したいのは、出願資格は「中2・中3の5教科」ですが、合否判定に使われる調査書の評定合計点は中1〜中3の9教科すべてが対象ということ。
主要5教科に加えて、音楽・美術・保健体育・技術家庭の実技4教科も評価されます。
また、推薦の出願時には本人が記入する「志望調書」の提出が必要です。
内容は「志望動機(小山高専・当該学科を志望する動機や理由)」と「自己PR(学業・課外活動・趣味などで努力してきた経験)」の2本柱。
お子さんが自分の言葉で書けるよう、日ごろから「なぜ高専に行きたいのか」を家庭で話し合っておくと準備がスムーズです。
学力検査による選抜
5教科の学力検査と調査書で選抜されます。
マークシート方式で、高専共通問題が出題されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| WEB出願期間 | 令和9年1月12日〜29日(出願書類の受付は1月26日〜29日) |
| 検査日 | 令和9年2月14日(日)[追試験:2月21日(日)] |
| 試験科目 | 国語・社会・数学・理科・英語(5教科・各100点・マークシート方式) |
| 配点 | 学力検査65%+調査書35%の総合判定(傾斜配点なし) |
| 志望学科 | 第3志望まで選択可能 |
| 検査会場 | 本校(最寄り地等受験も可能) |
| 合格発表 | 令和9年2月19日(金) |
当日の試験時間割
| 時間 | 科目 |
|---|---|
| 9:30〜10:20 | 理科 |
| 10:40〜11:30 | 英語 |
| 11:50〜12:40 | 数学 |
| 13:30〜14:20 | 国語 |
| 14:40〜15:30 | 社会 |
配点は、令和9年度入学者向けの入試説明動画で「学力検査65%+調査書35%」と公式に示されています(令和8年度から変更なし)。
学力検査は各教科100点の計500点満点で、数学・理科への傾斜配点はありません。
5教科をバランスよく得点することが合格への近道です。
最寄り地等受験制度(学力検査のみ)
小山高専を志望していても、全国51校の国立高専および設置されたサテライト会場のどこででも受験できる制度があります。
遠方の受験生にはありがたい仕組みです。
ただし会場の収容人数の都合により希望に添えないこともあるため、小山高専以外で受験する場合は事前相談が必要です(令和9年度の事前相談期間は2026年11月2日〜2027年1月28日。出典:令和9年度入学者募集要項)。
なお、推薦選抜は本校会場のみで最寄り地等受験は利用できません。
帰国生特別選抜
海外在留経験のある生徒を対象とした特別選抜です。
学力検査+面接+調査書の総合判定で行われます。
本試験は学力選抜と同日(令和9年度入試では令和9年2月14日(日))に実施されます。
推薦不合格でも学力検査をそのまま受験できる
推薦選抜の出願時に「学力検査による選抜」の受験も希望しておけば、1回分の検定料(16,500円)で推薦・学力の2回の受験機会が得られます(再度の出願手続・検定料納入は不要)。
また、小山高専の入試は1月(推薦)・2月(学力)に行われるため、2〜3月の県立高校入試との併願も可能です。
※第2志望以下の学科を選択しておかないと「第2志望以下なし」として扱われるため、出願時から併願戦略を組んでおくことが重要です。
地域特有の出願ルール
北海道4高専のような「複数校同時出願制度」のような独自ルールは小山高専にはありません。
ただし上で説明した最寄り地等受験制度・推薦不合格者の学力検査自動継続は、知っておくと得をする小山高専の入試運用です。
受験生・保護者が特に知っておくべきポイント
- WEB出願(miraicompass)が必須
- 推薦選抜は学力検査がないため中学校での評定が極めて重要
- 学力選抜は数学・理科の高専独自問題への対策が合否を分ける
- 過去問は5年分以上を解いて出題傾向を把握しておく
学校・入試説明会の日程(2026年度)
小山高専は2026年度、受験生・保護者向けの説明会を複数回開催します。
実際にキャンパスを見て、先生や在校生の雰囲気を感じられる貴重な機会です。
| イベント | 日程 | ポイント |
|---|---|---|
| 第1回 学校・入試説明会 | 7月25日(土)※終了 | 入試説明動画と同内容の説明会 |
| 第2回 学校・入試説明会 | 10月10日(土)※終了 | |
| 第3回 学校・入試説明会 | 10月31日(土)・11月1日(日)(時間は公式サイトで後日掲載) | 工陵祭(学校祭)と同時開催。学生の活動の様子が見られる |
| 第4回 学校・入試説明会 | 12月5日(土)(時間は公式サイトで後日掲載) | 過去問チャレンジあり |
| 茨城進学フェア2026 | 9月6日(日)※終了 | ダイヤモンドホール(筑西会場) |
| 栃木県高等学校進学フェア2026 | 9月19日(土)※終了 | マロニエプラザ(宇都宮) |
特におすすめは、工陵祭と同時開催の第3回(在校生のリアルな姿が見られる)と、過去問チャレンジができる第4回です。
志望度が高いご家庭は、年内に一度は現地を訪れておきましょう。
入試の仕組みがわかったら、次は具体的な対策を始めましょう。
高専受験に対応した塾・サービスをまとめて比較できる記事はこちらです。

【要注意】小山高専の選抜配点ルールを味方につける
当日点の戦略
小山高専の学力選抜は、学力検査65%+調査書35%の比率で総合判定されます(出典:令和9年度入学者向け入試説明動画)。
学力検査は5教科各100点の計500点満点で、傾斜配点はありません。
特定教科への一点集中よりも、5教科をバランスよく仕上げることが最重要です。
小山高専は合格最低点や合格者の平均点を公表していません。ネット上の「何点取れば合格」という数字は公式のものではないので、うのみにしないでください。
公式に示されているのは、次の配点の比率です。
| 選抜 | 評価の内訳 | 使う評定 |
|---|---|---|
| 学力検査による選抜 | 学力検査(5教科各100点・傾斜なし)65%+調査書35% | 中1〜中3の9教科 |
| 推薦による選抜 | 調査書60%+面接(口頭試問を含む20分程度)40% | 中1〜中3の9教科(出願資格は中2・中3の5教科42以上) |
入試成績の開示制度
小山高専は学力検査の受験者本人に対し、科目別得点と志望学科内の順位(ランク)を開示する制度があります。
令和9年度入試では、不合格者は2027年3月8日〜3月31日、合格者は4月5日〜4月20日に本人が来校して申請します(出典:令和9年度入学者募集要項・公式「入試成績の開示について」)。
来年度以降に向けた振り返りの材料として、非常に貴重な制度です。
※推薦選抜・帰国生選抜は開示の対象外。
内申点(調査書評定)の使われ方
調査書(内申点)の使われ方は、入試説明動画で次の通り公式に示されています。
- 学力選抜:総合判定の35%を調査書が占める
- 推薦選抜:総合判定の60%を調査書が占める(残り40%が面接)
- 評定合計点の対象は、どちらも中1・中2・中3の9教科(国社数理英+音楽・美術・保健体育・技術家庭)
つまり、主要5教科だけでなく実技4教科を含む全教科×中学3年間の積み重ねが、推薦でも学力でも合否の土台になります。
「当日の一発逆転」よりも、中1からの日々の成績づくりが効く入試です。
【保存版】わが子の合格可能性は?小山高専の合格シミュレーション
令和9年度要項の出願資格・配点と公式の入試データをもとに「今どの位置にいるか」を整理しました。
小山高専は合格最低点を公表していないため、点数の目安ではなく、受験ルートの考え方としてご覧ください。
| わが子の今の状況 | 合う受験ルート | アドバイス |
|---|---|---|
| 中2・中3の5教科評定合計が42以上(平均4.2以上) | 推薦(1月14日)→だめなら学力 | 定員の5割が推薦。令和8年度は162名志願→83名合格(2.0倍)。調査書60%+面接40%で、面接には口頭試問がある。出願時に「学力の受験も希望」を選んでおく |
| 5教科合計が42に届かない | 学力検査による選抜(2月14日) | 学力検査65%+調査書35%。傾斜配点がないので5教科をまんべんなく。調査書は中1〜中3の9教科が対象 |
| 5教科は得意だが、実技4教科の評定が低い | 推薦の資格はあるが、調査書点で差がつく | 推薦の出願資格は5教科だけで判定するが、調査書の点数は9教科。音楽・美術・保体・技術家庭も手を抜かない |
| 機械工学科・物質工学科が第1志望 | 学力で第3志望まで活用 | 令和8年度は学力の機械1.9倍、推薦の物質2.3倍と、学科で倍率に差がある。第2・第3志望も「通ってもいい学科」を選ぶ |
| 栃木県外・遠方に住んでいる | 学力は最寄り地等受験、入学後は青嵐寮も検討 | 最寄り地等受験の事前相談は2026年11月2日〜2027年1月28日。寮は2人部屋が条件で、自立応援入学支援金(84,600円×3人)の対象になる場合がある |
| 中1・中2で小山高専が気になり始めた | いちばん有利な位置 | 調査書は中1から。中2・中3の5教科で42以上をめざしつつ、9教科をまんべんなく。説明会で学科を見ておく |
このシミュレーションはあくまで目安です。
高専の数学・理科はくせのある問題が多く、公立高校入試と同じ感覚で挑むと得点が伸びにくい傾向があります。
中3の夏までに過去問1〜2年分に手をつけて、感触を確かめておくことを強くおすすめします。
合格に向けて:今すぐ始める2つの準備
偏差値62を突破するために、保護者として用意したい準備は大きく2つあります。
1. 中学2・3年生の5教科評定を「4.2以上」に積み上げる
小山高専の推薦選抜には、明確な数値基準があります。
それは 「中学2年生と3年生の5教科評定合計が42以上(平均4.2以上)」。
この基準を満たさないと、そもそも推薦には出願できません。
中2の段階で意識して中3まで評定を維持できれば、推薦資格を得て学力試験なしで合格できる可能性が広がります。
日々の定期テスト・提出物・授業態度をコツコツ積み上げることが何より大切です。
毎日の学習習慣と定期テスト対策には、映像授業+テキストで自宅学習できるサービスが相性よく、保護者の負担も少なめです。
スタディサプリが高専受験にどこまで使えるかは、利用者120人へのアンケートをもとにこちらの記事で詳しく検証しています。

2. 数学・理科の高専対策を中3前半から始める
学力選抜では数学・理科の高専独自問題が合否を分けます。
公立高校入試レベルの問題集だけでは届かないため、高専入試に特化した塾や教材での演習を中3前半までに始めるのが理想です。
高専入試の過去問集は複数の出版社から出ています。
実際に3冊を購入して中身を比較したレビュー記事があるので、教材選びの参考にしてください。

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就職・進学実績:小山高専の進路力
小山高専の卒業生は、就職・進学・起業と多様な道に進んでいます。
就職率はほぼ100%、求人倍率は高水準で推移しており、地元・関東圏の主要企業から全国の大手まで幅広い実績があります。
学科別の求人数(公式データ)
小山高専が2026年4月の保護者会で公開した、本科卒業生に対する企業からの求人数は次の通りです。
| 年度 | 機械工学科 | 電気電子創造 | 物質工学科 | 建築学科 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年度 | 767件 | 802件 | 444件 | 482件 |
| 2023年度 | 664件 | 733件 | 411件 | 532件 |
| 2024年度 | 860件 | 901件 | 552件 | 696件 |
| 2025年度 | 1,071件 | 1,135件 | 742件 | 899件 |
| 2026年度(4/20時点) | 936件 | 966件 | 648件 | 712件 |
2025年度は4学科とも過去4年で最多の求人数。
特に電気電子創造工学科は1,135件と、定員80名に対しおよそ14倍以上の企業から求人が届く計算になります。
ものづくりを支える人材を企業が積極的に求めている現状がよくわかります。
主要就職先(令和7年度・令和8年3月卒業生)
令和7年度(2026年3月卒業生)の主な就職先は以下の通りです。
4学科それぞれで業界をリードする企業が顔をそろえています。
| 学科 | 主な就職先(抜粋) |
|---|---|
| 機械工学科 | 本田技研工業/三菱重工業/株式会社デンソー/株式会社ミツトヨ/株式会社JALエンジニアリング/SUBARUテクノ/東京計器/東京水道/株式会社イシダ/三菱電機エンジニアリング/防衛省/上尾市 ほか |
| 電気電子創造工学科 | アマゾンジャパン合同会社/キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン/SMC/富士電機/本田技研工業/NECネッツエスアイ/NTTアノードエナジー/エヌ・ティ・ティ エムイー/東日本旅客鉄道/三菱電機プラントエンジニアリング/明電エンジニアリング/LIXIL/警察庁 ほか |
| 物質工学科 | 旭化成/第一三共/第一三共バイオテック/ダイキン工業/中外製薬工業/東レ/DIC/ENEOSマテリアル/サントリーホールディングス/日本ゼオン/ライオン/三井金属/東京電力ホールディングス ほか |
| 建築学科 | 鹿島建設/大成建設/大東建託/東鉄工業/青木あすなろ建設/朝日工業社/大本組/ポラス/住友林業ホームエンジニアリング/東日本旅客鉄道/西日本旅客鉄道/小山市 ほか |
| 専攻科(修了生) | 日本製鉄/日立ハイテク/ミツトヨ/ヤマザキマザック/アルプスアルパイン/東京電力ホールディングス/日東電工/三菱電機エンジニアリング/栃木県/さいたま市 ほか |
小山高専は北関東のものづくり企業との結びつきが強く、地元に残って働きたい学生にも、関東圏や全国の大手に出ていきたい学生にも対応できる進路バリエーションがあります。
半導体関連企業への就職もありますが、特定の業界に偏らず幅広いのが特徴です。
大学編入:共通テストなしで国立大学へ
小山高専の卒業生の進路は就職と進学(大学編入・専攻科)が中心で、公式サイトは「就職・進学率はほぼ100%」としています(出典:公式「就職・進学について」。就職と進学の割合は公表されていません)。
高専からの編入は共通テストが不要で、専門科目と面接・小論文中心の試験で国立大学に進める道です。
主な編入・進学先(令和7年度・令和8年3月卒業生)
令和7年度の本科卒業生は、地元の宇都宮大学・群馬大学から、東北大学・九州大学・東京科学大学・横浜国立大学まで、幅広い国立大学へ進んでいます。
| 学科 | 主な進学先(人数) |
|---|---|
| 機械工学科 | 小山高専専攻科 4名/東北大学 1名/九州大学 1名/電気通信大学 1名/宇都宮大学 1名/千葉大学 1名/信州大学 1名/岡山大学 1名/長岡技術科学大学 1名 |
| 電気電子創造工学科 | 小山高専専攻科 9名/東京科学大学 1名/横浜国立大学 1名/東京農工大学 1名/東京都立大学 1名/宇都宮大学 3名/千葉大学 2名/長岡技術科学大学 4名/豊橋技術科学大学 3名/千葉工業大学 2名 |
| 物質工学科 | 小山高専専攻科 3名/横浜国立大学 1名/東京農工大学 2名/宇都宮大学 3名/群馬大学 2名/三重大学 1名/岡山大学 1名/長岡技術科学大学 3名/豊橋技術科学大学 2名/東京都市大学 1名 |
| 建築学科 | 小山高専専攻科 5名/千葉大学 2名/福井大学 2名/豊橋技術科学大学 3名/工学院大学 1名 |
| 専攻科(修了生) | 筑波大学大学院 7名/群馬大学大学院 3名/東北大学大学院 2名/東京科学大学大学院 2名/宇都宮大学大学院 2名/電気通信大学大学院 1名/長岡技術科学大学大学院 1名/名古屋工業大学大学院 1名/自治医科大学大学院 1名 |
令和7年度のデータで目立つのは、機械工学科から東北大学・九州大学へ各1名、電気電子創造工学科から長岡技科大4名・豊橋技科大3名・宇都宮大学3名、物質工学科から宇都宮大学3名・長岡技科大3名です。
地元の宇都宮大学・群馬大学は安定した編入ルートとして毎年実績があり、「自宅から通えて、共通テストなしで国立大学」という現実的な進路を実現できます。
「高専から国立大学」は、高校3年生の同級生が大学受験で苦労している横で、専門を生かして共通テストなしに進める知る人ぞ知る穴場ルートです。
学生寮(青嵐寮)のリアル:費用・生活・サポート
小山高専の学生寮は青嵐寮(せいらんりょう)です。
自宅から通学が困難な学生、または入寮を希望する学生から選考の上で入寮できます。
寮費・諸費の内訳(令和9年度募集要項より)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 寄宿料(部屋代・2人部屋) | 4,200円/半期(月額700円相当) |
| 入寮費(入寮時のみ) | 3,000円 |
| 寮費(生活費) | 55,000円/半期 |
| 寮生会費 | 7,000円/年 |
| 冷暖房費 | 25,000円/半期 |
| 給食費 | 51,600円/月(1ヶ月30日の場合・1日3食1,720円) |
寄宿料(部屋代)の月額が700〜800円と非常に安価なのは、国立高専共通の大きな特徴です。
寄宿料・寮費・冷暖房費・寮生会費を月割りにして給食費を足すと、月約6.6万円が目安です(当サイト計算)。
要項には「2人部屋での共同生活が可能であることが入寮条件」「入寮を前提で志望する場合は事前に学寮に相談」と書かれています。空き状況により入寮できない年もあるので、入寮前提のご家庭は出願前に学生課寮務係へ問い合わせてください。
設備とサポート
- 各居室にエアコン・WiFi完備
- 机・椅子・本棚・ベッド・ロッカー備え付け
- 男女別の風呂施設・食堂・洗濯室あり
- 食堂で1日3食提供
初めての寮生活は、ご家庭にとってもお子さんにとっても大きな決断です。
青嵐寮は食事つき・WiFi完備・エアコンつきと必要な設備が整っており、初めて家を離れる15歳でも比較的なじみやすい環境です。
それでも不安が大きい場合は、埼玉県や栃木県内からの自宅通学という選択肢があるのが小山高専の強みです。

保護者が安心できるサポート体制
学習支援
各学科の担任・副担任に加え、学習支援室で授業の補習や個別質問に対応しています。
高専は中学・高校と違い「単位制」のため、テストで合格点(60点)に届かないと単位が取得できません。
小山高専の進級規定は以下の通りです(出典:2026年度保護者会資料より)。
| 学年 | 不合格単位数 | 必修科目 |
|---|---|---|
| 1〜3学年 | 5単位を超えないこと | 1科目以上不合格があると進級不可 |
| 4学年 | 5単位を超えないこと | 1科目以上不合格があると進級不可 |
| 5学年(卒業) | 合格 | 必修・必合格すべて合格、計167単位以上(一般科目75・専門科目82以上) |
厳しいように見えますが、追試・再評価制度もあり、本人が努力すれば乗り切れる仕組みです。
小山高専は学習支援室・科目担当教員・担任の3層で学習でつまずいた学生をフォローする体制を整えています。
メンタルヘルス・健康支援
校内には保健室があり、看護師2名体制で日々の健康管理に対応しています。
また、スクールカウンセラー(SC)・スクールソーシャルワーカー(SSW)が配置されており、学生本人だけでなく保護者からの相談も受け付けています。
WEB申込の相談予約システムもあり、初めての寮生活や思春期の悩みについて、保護者が遠方からでも安心できる体制です。
学生主事の先生も保護者会の資料で「保護者のサポートは欠かせません」と明言されています。
学校だけで全てを見守ることは難しく、ご家庭での日々のやり取り・挨拶・自律自立の習慣づくりがあって初めて高専での5年間が充実するという考え方です。
学校との連携・協力の窓口がしっかり整っているのは保護者として大きな安心材料です。
入学時の諸経費(保護者必見)
合格してから慌てないよう、入学時にかかる費用を事前に把握しておきましょう。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 検定料(出願時) | 16,500円 |
| 入学料 | 84,600円 |
| 授業料(年額) | 234,600円 |
| 教科書・教材費 | 約60,000〜80,000円 |
| 学生会費 | 8,000円(入会金1,000円含む・改定される場合あり) |
| 後援会費 | 40,200円(入会金15,000円含む) |
| ノートパソコン | 個人で準備(必要な仕様は入学手続時に案内。仕様を満たすパソコンがあれば購入不要) |
そして保護者に朗報があります。
令和8年度から実施されている高等学校等就学支援金の新制度により、申請して受給資格が認定されると、保護者の所得にかかわらず年額234,600円(授業料相当)が支給され、授業料に充当されます。
つまり1〜3年生の間は、授業料が実質無償になります(支給期間は原則通算36ヶ月)。
※4〜5年生は「高等教育の修学支援新制度」の対象となり、こちらは所得制限があります。
(出典:文部科学省「高等学校等就学支援金」制度資料・小山高専 令和9年度入学者向け入試説明動画)
経済的支援(学費・奨学金)
高専も就学支援金・修学支援新制度・多子世帯特例の対象です。
所得要件によって、授業料の減免や給付型奨学金を受けられる可能性があります。
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| 就学支援金 | 所得にかかわらず年額234,600円(授業料相当)を支給=授業料実質無償化(1〜3年生・通算36ヶ月・令和8年度から実施中) |
| 修学支援新制度 | 住民税非課税またはそれに準ずる世帯対象(高専4〜5年生・専攻科対象) |
| 多子世帯特例 | 扶養する子どもが3人以上いる世帯への授業料無償化(2025年度開始) |
| 日本学生支援機構奨学金 | 貸与型・給付型ともに高専生が利用可能 |
| 自立応援入学支援金(令和9年度入試) | 遠方から入学し入寮を希望する人に、入学料と同額の84,600円を3人に給付(返還不要)。条件は自宅まで公共交通機関で3時間以上、新幹線(100キロメートル以上)や航空機が必要、保護者が海外在住など。申請は推薦の受験者が2026年12月1日〜18日、学力の受験者が2027年1月6日〜22日(400字程度の作文あり・成績順に決定) |
よくある質問(Q&A)
Q1:普通高校と小山高専、どちらが「つぶしがききやすい」のでしょうか?
「つぶし」という意味では、進路の選択肢で比べると大きな差はないと私は感じています。
小山高専は卒業時に「就職・編入・専攻科進学・起業」と多様な道があり、求人倍率も高い水準です。
普通高校→大学のルートと比べて、専門技術を15歳から積み上げられる強みは大きく十分魅力的です。
Q2:女子でも小山高専はおすすめできますか?
はい、女子学生も毎年入学しています。
建築学科・物質工学科は女子比率が高めで、女子が研究室やグループで精力的に活動しています。
青嵐寮も男女別のフロア・設備が整っています。
Q3:留年が怖いと聞きました。実際どうですか?
高専は単位制のため、テストで合格点に届かないと進級できないことがあります。
ただし、担任・学習相談室・追試のフォローがあり、本人が真剣に勉強すれば乗り切れる仕組みです。
「自宅で全く勉強しない」習慣のまま入学すると厳しいので、中学のうちから自学自習の習慣をつけておくことが何より大切です。
Q4:卒業後、文系の仕事に転向することはできますか?
もちろん可能です。
卒業後に経済学部・経営学部などへ編入する道もありますし、技術系企業の企画・営業職に進む卒業生もいます。
「技術がわかる文系」は今の時代むしろ希少価値が高く、小山高専出身であることが強みになります。
Q5:埼玉県から小山高専に通うのは現実的ですか?
JR小山駅は宇都宮線で大宮駅から約45分・上野駅から約65分と、関東の他の国立高専に比べてアクセスがよいです。
小山高専の公式募集要項にも「自宅などから通学する学生がほとんどです」と明記されていて、自宅通学が当たり前の校風です。
埼玉県の北部(久喜・幸手・春日部周辺)からなら片道1時間圏内で、実際に通学している学生もいると聞きます。
ただし朝の通学時間帯は混雑するため、お子さんの体力と相談しながら入学前に一度実際にルートを通ってみることをおすすめします。
通学が厳しければ青嵐寮への入寮も選べるので、両にらみで検討できるのが小山高専の良さです。
小山高専へのリアルな声(X投稿より)
まとめ:わが子の「理系の好き」を最強の武器に変える15歳の選択
小山高専は、栃木県小山市にある国立の高等専門学校です。
偏差値は62前後と県内公立高校の上位校と同水準。
ただ偏差値以上に光るのは、機械・電気電子・物質・建築の4学科で15歳から専門技術を学べる環境と、「就職・進学率はほぼ100%」(公式)という進路の太いパイプです。
そしてもう一つ。
関東の国立高専のなかで、自宅から通える選択肢が現実的にあるのは小山高専の大きな強みです。
栃木県内はもちろん、埼玉県北部・東部・群馬県・茨城県西部のご家庭にとって、寮生活を選ぶか自宅通学を選ぶか、両方を視野に入れて検討できます。
2027年度入試まで、まだ時間はあります。
中学校での評定をしっかり積み上げ、数学・理科の高専独自問題への対策を中3前半から始める。
この2つを軸に、お子さんと一緒に進路を考えてみてください。
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※本記事の情報は2026年10月時点のものです。入試日程・出願資格・諸経費・寮費は「令和9年度入学者募集要項」(2026年8月10日公表)、志願者数・合格者数は公式「本科入学試験情報」の過去の入試データ、就職先・進学先は公式「令和7年度(令和8年3月卒業・修了生)の主な就職先・進学先」に基づきます。最新の入試情報・募集要項・寮費・就職進学実績は必ず小山高専公式サイトでご確認ください。


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