「うちの子、理数系が得意だけど、普通の高校から大学受験を目指すのが正解なのかな?」
「15歳から本物の技術を身につけさせて、将来どこへ行っても必要とされる力をつけてほしい。」
群馬県でそんな思いを抱える保護者の方が、一度は検討するのが群馬高専(群馬工業高等専門学校)です。
偏差値は67と、県内公立高校の上位校と同水準に位置します。
しかし群馬高専の魅力は、単なる「偏差値の高さ」にはとどまりません。
1962年(昭和37年)に国立高専の第1期校として開校し、60年以上の歴史の中で約9,600名の卒業生を社会に送り出してきました。
就職率はほぼ100%、そして今では卒業生の65%が大学編入や専攻科への進学を選ぶ「進学にも強い高専」へと進化しています。
さらに令和9年度入試には、単願・併願を選べる群馬高専ならではの出願制度があります。
公立高校と迷っているご家庭こそ、仕組みを知っておく価値があります。
この記事では、元高専職員・半導体業界経験者の視点から、2027年度(令和9年度)入試を目指すご家庭に必要な情報を、公式の募集要項ベースですべて解説します。
この記事でわかること
- 群馬高専の偏差値・志願状況(2027年度入試向け最新)
- 5学科の特徴と就職・進学への道
- 推薦の内申基準「5教科42以上」と一般選抜755点満点の仕組み
- 単願・併願を選べる群馬高専独自の出願制度
- SUBARUなど主要企業への就職実績と国立大学への編入ルート
- 学生寮(鴻志寮・藤寮)の費用・生活・サポート体制
- 合格に向けた塾・オンライン学習サービスの選び方

この記事を読む前に:
「群馬高専に合うか相談したい」「高専受験に向けた塾選びを失敗したくない」――そんな保護者の方へ、無料相談や無料体験ができる選択肢をまとめています。
保護者向け・5分で読める記事です
- 群馬高専とは?基本情報まとめ
- 偏差値・倍率:県内公立上位校と同水準の実力
- 学科・コース紹介:群馬高専で学べること
- 群馬高専ならではの強み・特色
- 入試制度の詳細:合否を分ける選抜方法(令和9年度)
- 【要注意】群馬高専の「755点満点」入試ルールを味方につける
- 【保存版】わが子の合格可能性は?群馬高専の合格シミュレーション
- 合格に向けて:今すぐ始める2つの準備
- 就職・進学実績:群馬高専の進路力
- 大学編入:長岡技科大・豊橋技科大への共通テストなしルート
- 学生寮(鴻志寮・藤寮)のリアル:費用・生活・サポート
- 保護者が安心できるサポート体制
- よくある質問(Q&A)
- X投稿から群馬高専を知る
- まとめ:わが子の「理系の好き」を最強の武器に変える15歳の選択
群馬高専とは?基本情報まとめ
まず「高専って何?」という方のために、簡単に説明します。
高専(高等専門学校)は、中学卒業後に入学できる5年制の学校です。
普通の高校と違い、15歳から工学の専門教育が始まり、卒業時には大学の工学部に近いレベルの技術力が身につきます。
卒業後は就職・大学編入・専攻科進学など、複数の道から選べるのが大きな特徴です。
群馬高専の基本情報を表にまとめました。
| 正式名称 | 群馬工業高等専門学校(国立) |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県前橋市鳥羽町580番地 |
| 設立 | 1962年(昭和37年)・国立高専の第1期校 |
| 学科 | 機械工学科・電子メディア工学科・電子情報工学科・物質工学科・環境都市工学科(各40名・計200名) |
| 偏差値 | 67(全学科共通)※目安 |
| 就職率 | ほぼ100%(令和7年度求人数2,702件) |
| 進学率 | 卒業生の65%が大学編入・専攻科へ進学 |
| 学生寮 | 鴻志寮(男子)・藤寮(女子)・収容定員177名 |
| 専攻科 | 生産システム工学専攻・環境工学専攻(2年制・学士取得可) |
出典:令和9年度群馬高専入学者募集要項・学校案内パンフレット2027・みんなの高校情報(偏差値※目安)
偏差値・倍率:県内公立上位校と同水準の実力
このセクションのポイント
偏差値は67で全5学科共通。
推薦には志願者が集まる一方、学力選抜は「単願・併願」の仕組みを知ると見え方が変わります。
偏差値(2027年度入学対象)
| 学科 | 偏差値 |
|---|---|
| 機械工学科 | 67 |
| 電子メディア工学科 | 67 |
| 電子情報工学科 | 67 |
| 物質工学科 | 67 |
| 環境都市工学科 | 67 |
出典:みんなの高校情報(2026年度情報)※目安
※偏差値はあくまでも目安です。高専入試は傾斜配点や受験科目が公立高校入試と異なるため、一般的な偏差値指標とは単純に比較できません。情報サイトによって66〜68と幅があります。
群馬高専の偏差値67は、県内公立高校の上位校と同水準です。
しかし就職・編入という「出口の強さ」が、公立高校とは大きく異なります。
志願状況(公式データ)
群馬高専は「倍率」という形では数字を公表していません。
その代わり、公式の学校案内に志願者数と合格者数が学科別に掲載されています。
| 令和8年度 | 志願者(推薦) | 合格者(推薦) | 志願者(一般・新規) | 合格者(一般) |
|---|---|---|---|---|
| 機械工学科 | 53名 | 20名 | 単願20名・併願2名 | 単願21名・併願3名 |
| 電子メディア工学科 | 27名 | 20名 | 単願7名・併願2名 | 単願21名・併願3名 |
| 電子情報工学科 | 47名 | 20名 | 単願13名・併願6名 | 単願22名・併願1名 |
| 物質工学科 | 37名 | 21名 | 単願13名・併願5名 | 単願21名・併願3名 |
| 環境都市工学科 | 26名 | 20名 | 単願8名・併願0名 | 単願22名・併願0名 |
| 計(定員200名) | 190名 | 101名 | 単願61名・併願15名 | 単願107名・併願10名 |
出典:群馬高専 学校案内パンフレット2027(公式)※一般の志願者は推薦不合格者を含まない第一志望の新規志願者。一般の合格者には推薦不合格からの再挑戦者・第2第3志望学科での合格者を含む
この表から読み取れるポイントは2つです。
1つめは、推薦に志願者が集中していること。
定員の50%程度(約100名)の推薦枠に190名が志願しており、機械・電子情報は特に人気です。
2つめは、一般選抜の「新規志願者」が少なく見えるのは推薦で不合格だった受験生が自動的に一般選抜へまわる仕組みがあるためです。
見かけの数字だけで「入りやすそう」と判断しないよう注意してください。
元高専職員のひとこと
群馬高専は前橋・高崎エリアの理系上位層が集まる伝統校で、公立トップ校(前橋・高崎など)と比較検討されるのが定番です。
偏差値だけを見ると迷いますが、「大学受験を経ずに国立大へ編入できるルート」まで含めて考えると、選択の軸がはっきりしますよ。
群馬高専の受験を考え始めたら、対策は早いほど有利です。
何から始めればいいかわからない段階でも、高専入試に詳しい塾・サービスなら一緒に計画を立ててもらえます。
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保護者向け・5分で読める比較記事です
学科・コース紹介:群馬高専で学べること
このセクションのポイント
5学科すべて定員40名。
1〜2年は学科を混ぜた「混合学級」で学ぶのが群馬高専の特徴です。

群馬高専には5つの学科があります。
それぞれの特徴を、保護者の方にもわかりやすく紹介します。
| 学科 | 学べること | 主な進路の傾向 |
|---|---|---|
| 機械工学科 | 自動車・ロボット・エネルギーなど「ものづくり」の基盤となる力学・設計・材料 | 重工業・自動車・精密機械など幅広い業種 |
| 電子メディア工学科 | 電気工学科がルーツ。情報通信・エネルギー変換・電子材料の3分野 | 約7割が進学。就職も電気・鉄道・航空など多彩 |
| 電子情報工学科 | ハードウェア(電子回路・半導体技術)とソフトウェア(プログラミング)の両方 | 多くが専攻科・大学編入へ。情報系エンジニアの育成 |
| 物質工学科 | 化学・生物を軸に材料・医薬品・食品まで。4年から材料化学/生物工学コースに分かれる | 8〜9割が進学する「進学志向」の学科 |
| 環境都市工学科 | 道路・ダム・上下水道など社会基盤の計画・設計・防災・まちづくり | 官公庁・建設・コンサルタント。卒業で測量士補の資格 |
出典:令和9年度群馬高専入学者募集要項(学科紹介・進路の記載より)
注目したいのが、1〜2年次の「混合学級」です。
5学科の学生を均等に混ぜたクラスで一般科目を学ぶため、学科を越えた友人関係が自然にできます。
15歳での学科選びに不安があるご家庭にも、他分野の空気に触れながら学べる安心材料です。
元高専職員のひとこと
学科選びで迷ったら、「何を作りたいか・何が好きか」を子どもと話すのが一番です。
なお群馬高専の物質工学科は女子の割合が高く(令和8年度は志願者37名中24名が女子)、理系女子の進路としても定着しています。
群馬高専ならではの強み・特色
「進学率65%」――就職だけじゃない、国立大への近道
「高専=就職に強い」というイメージは今も健在です。
しかし群馬高専の現在地は、それだけではありません。
公式パンフレットによれば、卒業生の65%が進学を選んでいます。
毎年約40名が本校の専攻科へ、70〜80名前後が国立大学などへ編入しており、「大学受験なしで国立大へ」というルートが太く確立されています。
就職・進学が中心ですが、技術力を武器に起業する卒業生も増えています。
60年の伝統と「自主性」の校風
群馬高専は昭和37年開校の国立高専第1期校です。
校風を象徴するのが、校長のこの言葉です。
「高専では、みなさんの自主性が尊重されます。したがって、勉強においても、生活においても、『自分から取り組む』、『自分でやってみる』という自立への努力がとても大切になります。」
群馬高専 校長 大金伸光氏(出典:群馬高専「学校だより」第135号・2025年6月発行)
時間割も生活も「与えられる」中学校とは違い、高専は自分で決める場面が一気に増えます。
ロボット研究会やコンクリートカヌー愛好会、エコノパワー愛好会など、ものづくり系の課外活動が盛んなのも、この自主性の文化があってこそです。
2年に1度開催される学園祭「工華祭」も、学生が主体となって作り上げる群馬高専の名物行事です。
元高専職員のひとこと
「自主性尊重」は、裏を返せば「手取り足取りではない」ということでもあります。
自分から動ける子には最高の環境ですが、受け身のタイプの子は入学後に少し苦労するかもしれません。
この校風がわが子に合うかは、後述の説明会や体験授業で確かめるのがおすすめです。
入試制度の詳細:合否を分ける選抜方法(令和9年度)
このセクションのポイント
推薦は「中2+中3の5教科評定 合計42以上」が出願条件。
一般は単願・併願を選べる、群馬高専独自の仕組みがあります。
令和9年度(2027年度)入試の日程は次の通りです。
| 選抜 | Web出願登録 | 検査日 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 推薦選抜 | 2026年12月7日〜2027年1月5日 | 面接:2027年1月14日(予備日1月15日) | 内定通知:1月19日 |
| 一般選抜 | 2027年1月6日〜1月29日 | 学力検査:2027年2月14日 | 合格発表:2月18日 |
出典:令和9年度群馬高専入学者選抜実施日程(募集要項)
推薦による選抜
推薦選抜の募集枠は各学科定員の50%程度と大きめです。
出願には条件があります。
中学2年と3年の5教科(国社数理英)の評定合計が42以上(5段階評価・50点満点)であることです。
3年生の評定は12月末までの状況で判断されます。
2学年×5教科=10個の評定で42以上ですから、オール4(合計40)では届きません。
たとえば「5が2個+4が8個」(5×2+4×8=42)がボーダーのイメージです。
中2の成績から使われるのが最大のポイントで、中3になってから挽回するのは簡単ではありません。
選抜は学力検査なしで、105点満点で行われます。
| 項目 | 配点 | 内容 |
|---|---|---|
| 調査書(内申) | 90点 | 中2+中3の5教科評定合計(50点満点)×1.8 |
| 面接 | 15点 | 2027年1月14日実施 |
| 合計 | 105点 |
出典:令和9年度群馬高専入学者募集要項(推薦入学者選抜・選抜の方法)
推薦で不合格になっても、出願書類の再提出や検定料の再納付なしで、自動的に一般選抜の志願者になります。
推薦基準を満たしているなら、出願しない手はない設計です。
学力検査による選抜
一般選抜は学力検査630点+調査書125点=755点満点です。
学力検査は5教科・全教科マークシート方式で、詳しい配点は次のセクションで解説します。
会場は群馬高専のほか、全国の国立高専などで受験できる「最寄り地等受験制度」も使えます(事前相談が必要)。
単願・併願を選べる(群馬高専独自の出願ルール)
群馬高専の一般選抜では、出願時に単願か併願かを選択します。
これは全国共通ではない、群馬高専独自の仕組みです。
| 単願 | 併願 | |
|---|---|---|
| 入学確約書 | 出願時に提出(合格したら必ず入学) | 入学手続きの時に提出 |
| 他校の受験 | 入学辞退できない他校は受験不可 | 公立高校などと両にらみできる |
| 合格枠 | 募集人員程度まで選抜 | 若干名のみ |
出典:令和9年度群馬高専入学者募集要項(一般入学者選抜)
令和8年度の実績では、併願での合格は全学科合計で10名でした(公式パンフレット2027より)。
「合格を持ったまま公立に挑戦する」使い方もできますが、枠は狭き門です。
群馬高専が第一志望なら、迷わず単願を選んでください。
受験生・保護者が特に知っておくべきポイント
もうひとつ、見落としがちな重要ルールがあります。
合格するには、全試験科目で「科目ごとの得点が全受験者平均×0.3以上」である必要があります。
極端な苦手科目を捨てる戦略は使えない、ということです。
5教科をバランスよく仕上げたうえで、得意の数学・理科で伸ばす。これが群馬高専対策の基本形になります。
入試の仕組みがわかったら、次は具体的な対策です。
高専入試に対応した塾・サービスをまとめた記事はこちらです。

【要注意】群馬高専の「755点満点」入試ルールを味方につける
このセクションのポイント
数学・理科は1.5倍、英語は1.3倍の傾斜配点。
内申は「中3のみ・9教科」で、こちらも数理に重みがついています。
当日点の戦略(傾斜配点を数値化)
学力検査630点の内訳はこうなっています。
| 科目 | 素点 | 倍率 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 100点 | 1.0倍 | 100点 |
| 社会 | 100点 | 1.0倍 | 100点 |
| 数学 | 100点 | 1.5倍 | 150点 |
| 理科 | 100点 | 1.5倍 | 150点 |
| 英語 | 100点 | 1.3倍 | 130点 |
| 合計 | 500点 | 630点 |
出典:令和9年度群馬高専入学者募集要項(一般入学者選抜・選抜の方法)
数学・理科の1点は、実質1.5点。
数理が得意な子ほど有利になる設計です。
参考までに、公式発表されている合格者の科目別平均点(素点)はこちらです。
| 科目 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 78.0 | 86.0 | 87.4 |
| 社会 | 72.7 | 78.3 | 68.9 |
| 数学 | 70.5 | 68.7 | 55.1 |
| 理科 | 71.8 | 80.4 | 68.7 |
| 英語 | 80.2 | 68.7 | 81.5 |
出典:群馬高専「一般入学者選抜合格者の学力検査成績(過去3年)」(公式PDF)
注目は令和8年度の数学55.1点。
合格者ですら平均55点しか取れない、難度の高い出題だったことがわかります。
高専の数学は公立入試とは傾向が違うため、過去問での対策が欠かせません。
高専入試の過去問・予想問題集は、実物を購入して比較したレビュー記事があります。
数学の解説の丁寧さで選ぶなら必読です。

内申点の比率と有効な中学年次
一般選抜の内申125点は、中学3年のみ・9教科の評定から計算されます。
ここにも教科ごとの重みがあります。
| 教科 | 加重係数 |
|---|---|
| 数学・理科 | 各5倍 |
| 英語 | 4倍 |
| 国語・技術家庭 | 各3倍 |
| 社会 | 2倍 |
| 保健体育・美術・音楽 | 各1倍 |
出典:令和9年度群馬高専入学者募集要項(評定値×加重係数の合計=125点満点)
ここで注意したいのが、推薦と一般で内申の使われ方がまったく違うことです。
- 推薦:中2+中3の5教科(出願基準42以上・配点90点)
- 一般:中3のみの9教科(加重つき・配点125点)
一般選抜では内申は755点中125点(約17%)なので、当日点で挽回できる余地が大きい入試です。
一方、推薦を狙うなら中2からの5教科の積み重ねがすべて。
わが子がどちらのルートに向いているかで、対策の力点が変わります。
【保存版】わが子の合格可能性は?群馬高専の合格シミュレーション
内申の状況別に、推薦・一般それぞれの戦い方を整理しました。
合格ラインは非公表のため、公式の配点と合格者平均点をもとにした目安として活用してください。
| 内申の状況(5教科・中2+中3) | ねらえるルート | アドバイス |
|---|---|---|
| 合計46〜50(オール5に近い) | 推薦が本命 | 内申90点の差は小さいため面接対策で差をつける。不合格でも一般に自動スライドするので過去問対策も並行 |
| 合計42〜45(推薦基準クリア) | 推薦+一般の二段構え | 推薦は出願しつつ、一般を本番と考える。数学・理科を合格者平均以上に仕上げる |
| 合計38〜41(基準まであと少し) | 一般(単願) | 中3の12月末までの評定で42に届けば推薦も可能。届かなくても一般は当日点重視なので数理英の強化で十分勝負できる |
| 合計37以下 | 一般(単願)で当日点勝負 | 内申の比重は約17%。傾斜のかかる数理英で得点を積み上げる。全科目の足切り(平均×0.3)対策として苦手科目も最低限は固める |
出典:令和9年度群馬高専入学者募集要項の配点・出願基準をもとに作成 ※合格ラインは非公表のため目安です
合格に向けて:今すぐ始める2つの準備
ここまで見てきた群馬高専の入試には、対策の2本柱があります。
1つめは、内申(特に数学・理科・英語)を早くから固めること。
推薦の基準は中2から効きますし、一般の内申加重も数理英に偏っています。
日々の定期テスト対策が、そのまま群馬高専対策になります。
2つめは、高専仕様の当日点対策。
マークシート方式・数理1.5倍・難度の高い数学と、公立入試とは別の準備が必要です。
中学3年生からでも間に合いますが、何から始めるか迷ったら、まずは無料で試せるサービスから比較してみましょう。
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保護者向け・5分で読める比較記事です
定期テスト=内申対策には、自宅で5教科を基礎から学べるスタディサプリが定番です。
高専受験での使い方は、120人アンケートをもとにしたこちらの記事で詳しく解説しています。

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就職・進学実績:群馬高専の進路力
このセクションのポイント
就職率ほぼ100%・令和7年度の求人数は2,702件。
就職の強さに加え、卒業生の65%は進学を選んでいます。
群馬高専の就職の強さは、数字がはっきり示しています。
就職率ほぼ100%、令和7年度の求人数は2,702件(公式パンフレット2027より)。
過去3年の主な就職先を、公式資料からピックアップしました。
| 分野 | 主な就職先(過去3年・本科+専攻科) |
|---|---|
| 輸送機器・機械 | SUBARU・IHI・三菱重工業・DMG森精機・ジャノメ |
| 電機・半導体関連 | ルネサスエレクトロニクス・太陽誘電・三益半導体工業・シャープ・日立製作所 |
| 化学・素材・医薬 | 信越化学工業・旭化成・富士フイルム・資生堂・協和キリン・関東電化工業 |
| 食品・生活 | カルビー・サントリープロダクツ・P&G・LIXIL |
| インフラ・鉄道 | JR東日本・JR東海・JR西日本・西武鉄道・東京電力・日本原子力発電 |
| 建設・公務 | 鹿島建設・大成建設・群馬県・東京都・東京消防庁・国立印刷局 |
出典:令和9年度群馬高専入学者募集要項「過去3年の主な就職先」・学校案内パンフレット2027
群馬らしいのは、SUBARU(群馬県太田市に主力工場)をはじめとする地元ものづくり企業との太いパイプです。
また、群馬県内に主力拠点を持つ太陽誘電・三益半導体工業や、ルネサスエレクトロニクス、信越化学工業といった半導体に関わる企業(半導体=スマホや車に欠かせない電子部品)の名前も並んでおり、国が半導体人材の育成を進めるいま、心強い実績と言えます。
元高専職員のひとこと
北関東は自動車(SUBARU)・電子部品(太陽誘電)・半導体材料と、ものづくり企業の集積地です。
「地元で技術者として安定して働く」も「首都圏や全国区の大手へ」も、どちらの道も選べるのが群馬高専の立地の強みですね。
大学編入:長岡技科大・豊橋技科大への共通テストなしルート
高専卒業生には、共通テストなしで国立大学の3年次に編入するという、普通高校にはないルートがあります。
群馬高専の直近3年間(令和5〜7年度)の主な編入・進学実績です。
| 進学先 | 人数(令和5〜7年度の3年間合計) |
|---|---|
| 東北大学 | 6名 |
| 九州大学 | 4名 |
| 北海道大学 | 3名 |
| 名古屋大学・京都大学 | 各1名 |
| 東京科学大学(旧東京工業大学含む) | 7名 |
| 筑波大学 | 5名 |
| 群馬大学 | 28名 |
| 新潟大学 | 12名 |
| 山梨大学 | 14名 |
| 長岡技術科学大学 | 50名 |
| 豊橋技術科学大学 | 17名 |
| 群馬高専専攻科 | 117名(各年約40名) |
出典:令和9年度群馬高専入学者募集要項「過去3年の大学等進学状況」※3年間の合計人数で集計
東北大・九大・京大といった旧帝大クラスへの編入者を毎年のように出しつつ、地元の群馬大学へも3年間で28名。
そして高専生の編入先として定番の長岡技術科学大学(3年間で50名)・豊橋技術科学大学(17名)には太いパイプがあります。
専攻科(2年制)に進めば、群馬高専にいながら大学卒業と同じ「学士」を取得でき、専攻科修了生の59%が大学院へ進学しています。
元高専職員のひとこと
編入試験は大学ごとに日程が違うため、実力次第で複数の国立大に挑戦できます。
「中学時代の1回勝負」である高校受験と違い、5年間の頑張り次第で出口の選択肢がどんどん広がるのが高専の面白さです。
学生寮(鴻志寮・藤寮)のリアル:費用・生活・サポート
このセクションのポイント
男子寮・女子寮あわせて定員177名。
月あたりの負担は食費込みで約6.4万円が目安です。

自宅から通えない地域のご家庭には、キャンパス敷地内の学生寮があります。
鴻志寮(男子・定員132名)と藤寮(女子・定員45名)で、約150名が共同生活を送っています。
| 項目 | 月額 |
|---|---|
| 寄宿料(2人部屋) | 700円(個室は800円) |
| 食費(3食) | 約53,000円 |
| 寮運営費 | 10,500円 |
| 合計の目安 | 約64,200円 |
出典:令和9年度群馬高専入学者募集要項(寮生活について)※合計は各項目からの算出目安。金額は改定される場合があります
国立高専の寄宿料は月700円と驚くほど安く、負担の中心は食費です。
寮では寮務主事や当直の教員が指導助言にあたり、日常生活は寮生会を中心に自主的に運営されています。
15歳での親元離れは心配も大きいですが、「同じ目標を持つ仲間との共同生活で一気に成長した」という声は、高専の寮の定番エピソードです。
元高専職員のひとこと
入寮は希望者全員ではなく「選考の上」許可される点に注意してください。
遠方からの受験を考えているご家庭は、説明会などで入寮の条件と空き状況を早めに確認しておくと安心です。
保護者が安心できるサポート体制
学習支援
1〜2年次の混合学級では、担任の教員が学習面・生活面をきめ細かく見守ります。
学生相談室や進路支援室、インターンシップ支援室など、専門の支援組織も揃っています。
メンタルヘルス・健康支援
学生相談室にはカウンセラーが配置され、思春期の悩みや人間関係の相談に対応しています。
ダイバーシティ推進室もあり、多様な学生が安心して学べる環境づくりが進んでいます。
経済的支援(学費・奨学金)
気になる学費は、国の支援制度でかなり軽くなります。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 検定料 | 16,500円 | 推薦不合格→一般の再受験は追加不要 |
| 入学料 | 84,600円 | 免除・徴収猶予の制度あり |
| 授業料 | 年額234,600円 | 1〜3年生は就学支援金(年額234,600円)が支給され実質無償 |
| 4・5年生/専攻科 | ― | 高等教育の修学支援制度(授業料減免+給付型奨学金・多子世帯の特例あり) |
| その他初年度 | 教科書 約30,000円・教材費 約40,000円・学生会費 5,000円/年・後援会 入会金20,000円ほか | ノートパソコンの準備が必要 |
出典:令和9年度群馬高専入学者募集要項(学費等・奨学金制度・入学料及び授業料の免除等)
1〜3年生の授業料は、就学支援金(年額234,600円)が授業料にそのまま充当され、実質無償です。
「国立の学費+就学支援金+出口の強さ」まで含めて考えると、私立高校+大学受験のルートと比べた経済的なメリットは非常に大きくなります。
日本学生支援機構の奨学金(第一種・無利子)も利用できます(自宅通学 月21,000円・自宅外 月22,500円)。
よくある質問(Q&A)
Q1:公立高校(前橋・高崎など)と迷っています。併願はできますか?
できます。群馬高専の一般選抜には「併願」枠があり、学力検査日(2027年2月14日)も公立入試と別日程です。
ただし併願からの合格は若干名(令和8年度は全学科計10名)と狭き門。
群馬高専が第一志望なら「単願」で出願するのが合格への近道です。
Q2:推薦の内申基準「5教科42」に届いていません。あきらめるべき?
あきらめる必要はまったくありません。
一般選抜では内申は755点中125点(約17%)で、しかも当日の数学・理科は1.5倍の傾斜。
得意の理系科目で挽回できる、当日点重視の入試です。
なお中3の評定は12月末まで反映されるので、2学期の成績次第で推薦基準に届く可能性も残っています。
Q3:女子でも群馬高専はおすすめできますか?
はい。令和8年度の推薦志願者190名のうち50名が女子でした。
特に物質工学科は志願者37名中24名が女子と、女子が多数派の学科です。
女子寮(藤寮・定員45名)やダイバーシティ推進室もあり、理系女子の進路として安心して選べる環境です。
Q4:「群馬高専はやばい」「定員割れ」という検索結果を見て不安です。実際は?
数字を見れば安心できます。
令和8年度は定員200名に対し、推薦だけで190名が志願しています。
一般選抜の「新規志願者」が少なく見えるのは、推薦不合格者が自動的に一般へまわる仕組みのためで、定員割れではありません。
「やばい」は多くの場合「偏差値67で難しい」「課題が大変」という意味で使われる、高専あるあるの表現です。
留年が高校より起きやすいのは高専全体に共通する事実なので、入学後もコツコツ学ぶ姿勢は必要です。
Q5:説明会やオープンキャンパスはいつありますか?
2026年度は8月7日(金)に中学生向け体験授業、8月18日〜11月18日に入試説明会(本校のほか県内外の会場でも開催)が予定されています。
ほかに学校見学会(11月7日)や授業見学会(10月28日)もあります。
日程・申込方法は変更される場合があるので、必ず公式サイトの入試イベントページで最新情報を確認してください。
X投稿から群馬高専を知る

まとめ:わが子の「理系の好き」を最強の武器に変える15歳の選択
群馬高専は、群馬県前橋市にある国立高専です。
偏差値は67と県内公立上位校と同水準。
それでいて、就職率ほぼ100%(求人数2,702件)と卒業生の65%が進む大学編入・専攻科ルートという、公立高校にはない「出口の強さ」を持っています。
入試のポイントは3つ。
推薦は「中2+中3の5教科合計42以上」――中2からの積み重ねが直接効くこと。
一般は755点満点で数理1.5倍・英1.3倍――理系が得意な子に有利な当日点重視であること。
そして単願・併願を選べる群馬高専独自の出願制度があること。
気になったら、まずは8月の体験授業や入試説明会で、キャンパスの空気を親子で確かめてみてください。
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※本記事の情報は2026年8月時点のものです。入試制度・日程・費用は変更される場合があります。出願の際は必ず群馬高専公式サイトおよび最新の学生募集要項をご確認ください。

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