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北海道大学で半導体を学ぶ!ラピダス連携から学部選び・就職まで徹底解説

半導体業界を目指す 北海道大学 大学
学部コース選び・就職までを徹底解説

北海道大学で半導体を学ぶ魅力

北海道大学(北海道札幌市)は、1876年に開校した札幌農学校を起源にもつ、日本有数の研究大学として有名ですが、近年、半導体分野で大きな注目を集めています。

特に、国が1兆円以上支援するラピダス(Rapidus)が、北海道千歳市に工場建設であることから、地理的に近い北海道大学には、ラピダスの技術の研究開発や人材育成を支える役割が期待されています。

最近では、文部科学省が支援する「半導体人材育成拠点形成事業」の拠点校の一つとしても選ばれました。

北海道の理系大学や高専と連携した、道内の半導体人材育成の司令塔としての役割も、今後担っていきます。

この記事では、北海道大学で半導体を学ぶ魅力から、ラピダスなどの企業や機関との連携、学部選び・就職までを徹底解説します。

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北海道大学の半導体教育・研究の位置づけ

出典:YouTube HTB北海道ニュース

北海道大学は、2023年10月に「半導体拠点形成推進本部」を設置し、半導体関連研究・人材育成などを進めていましたが、2025年4月には「半導体フロンティア教育研究機構」を設置しました。

これまで、大学内の複数の組織・センターで半導体関係の教育研究は行われていたものを、ラピダス進出を契機に全学的に取り組む準備を進めていましたが、今後、一層加速化することが期待されています。

具体的には、学部から大学院まで一貫した半導体教育体制を構築し、人材育成プログラムや「半導体プロトタイピングラボ」を活用した実習プログラムを作られる予定です。

「半導体プロトタイピングラボ」は、設計・前工程・後工程・評価に係る一連の設備を備えたもので、人材育成・研究の実践の場として期待されます。

設計から評価まで一連の設備をそろえている大学は、東京大学の武田先端知スーパークリーンルームなど非常に限られます。

まだ詳細は明らかにされてませんが、ラピダスなどの企業や、道内の大学・高専の関係者が利用できる施設として、どのようなものになるか楽しみですね。

ラピダスなどとの連携内容

ラピダスと北海道大学

出典:北海道大学 公式ホームページ

2024年6月に、北海道大学はラピダスと包括連携協定を締結しました。

ラピダスは2027年の量産開始に向けて、急ピッチに準備を進めています。

今年2025年7月には、2nmGAAトランジスタの試作を開始した報道がありました。

協定の内容には、半導体人材の育成教育、先端半導体研究等の研究協力などに関するものが含まれています。

協定の締結時には、2024年中を目途にラピダスが2ナノ半導体の評価・分析を行う拠点を、北海道大学キャンパス内に設置すると発表してます(2025年9月現在で、設置されたことが公式に発表はされていません)。

2025年7月に行われたイベントでは、北海道大学出身のラピダスのエンジニアも登壇して、学生や大学関係者との交流の機会がありました。

今後、北海道大学とラピダスとの協働が、共同研究や教育活動にも、広がっていくことが期待されます。

imecと北海道大学

出典:北海道大学 ホームページ

imec(アイメック)はベルギー・ルーヴェンにある世界最大級の半導体関係の研究機関です。

世界100か国以上から集まった6000人の科学者・エンジニアで構成され、半導体関連の研究開発に取り組んでいます。

協力している大学数も世界200以上あり、世界規模でネットワークを構築しています。

北海道大学は、imecと2024年11月に、半導体分野における合意書を締結しました。

そして、2025年8月には、北海道大学の大学院生2名(博士後期課程3年生、修士課程2年生)がimecに約3か月間派遣されることが決まりました。

半導体関係の研究技術は、世界中で競って行われているので、学生時代にimecのような機関で研究できることで、世界で活躍できる人材への第一歩を踏み出せます。

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半導体を学べる学部学科は?

北海道大学で半導体分野を学びたいなら、以下の学部・学科が中心となります。

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特徴的な半導体分野の研究

新しい光電融合情報システムの基盤技術開発

村山明宏特任教授(大学副理事で半導体拠点形成を担当)、樋浦諭志教授らの研究室では、半導体などのナノ電子材料をはじめとするエレクトロニクス技術の研究を進めています。

現代のAIやビッグデータなどの高度な情報処理の基盤として、光電情報変換(インターネット(通信)とコンピューティング(子情報処理)のやりとり)技術の更なる発展が期待されています。

高性能かつ電力エネルギーの消費が極めて少ない画期的な「光電情報変換」技術の開拓が強く求められています。

そのために、量子ドットなどの新しいナノ電子材料の開拓、高性能かつ低消費電力の光電変換デバイスの研究開発に取り組んでいます。

全固体電気化学熱トランジスタ開発

太田裕道教授の研究室では、液体を使わない全固体電気化学熱トランジスタの開発に世界で初めて成功しました。

「熱流」のオンとオフを切り替えることができる「熱トランジスタ」は、将来的に電気制御できる熱のシャッターなどの熱制御デバイスとしての応用が期待されます。

次世代ナノスケール半導体材料開発

石川史太郎教授の研究室では、次世代ナノスケール半導体材料の開拓を目指して研究開発を進めています。

具体的には、化合物半導体GaAsナノワイヤのシリコン基板上大面積・大容量合成、希釈窒化物半導体(GaAsBi)ナノワイヤ・希釈ビスマス半導体(GaNAs)ナノワイヤに関する構造等解明の研究、半導体と酸化物の組み合わせによる新機能ナノワイヤの実現とその応用に取り組んでいます。

北海道大学の就職・キャリア展望

電気電子工学コースの卒業生(大学院修了生含む)の就職先として、ソニー、東京エレクトロン、SCREEN、日立製作所、富士通、三菱電機、村田製作所、ルネサスエレクトロニクスなど著名な半導体関連企業が名を連ねます。

また、修士・博士と進んで研究者の道を歩む人もいます。

特に、ラピダスの進出により、北海道内での半導体関連産業の求人が増えることが見込まれます。

北海道大学で半導体関係の学習・研究をした人材への注目は、今後一層高まることが期待されます。

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北海道大学での学生生活

北海道大学工学部が立地する札幌キャンパスは、札幌駅から徒歩圏内でアクセスできる好立地です。

政令指定都市である札幌の中心部にありながらも、自然に恵まれ、歴史的な建造物もあり、キャンパス自体が観光地になるほどの場所です。

日本の大学の中でも、屈指の立地と環境といって過言でないくらいです。

一人暮らし用のアパート・マンションも、大学最寄りであれば6万円前後で探せます

まとめ:北海道大学で半導体キャリアを切り拓こう

北海道大学は、今後、半導体関係の教育研究が充実することが期待される大学です。

ラピダスやimecといった様々な企業・機関との連携で、大学を飛び出して、様々な経験を得ることができます。

国際的に活躍できる半導体関連の技術者・研究者を目指して、早めに受験勉強・英語学習・就職準備を始めましょう。

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