「うちの子、理数系が得意だけど、普通の高校から大学受験を目指すのが正解なのかな?」
「15歳から本物の技術を身につけさせて、将来どこへ行っても必要とされる力をつけてほしい。」
茨城県で、そんな思いを抱える保護者の方が一度は検討するのが茨城高専(茨城工業高等専門学校)です。
偏差値は64(目安)と、県内公立高校の上位校と同水準。
そして茨城高専の入試には、他の高専にはない2つの大きな特徴があります。
1つは、推薦の出願基準が「中1〜中3の9教科評定合計118以上」という、中1の成績から効く独自の高いバーであること。
もう1つは、「特例適用制度」という、学力選抜でも専門分野(系)を確約できる全国的に珍しい仕組みがあることです。
さらに2028年度入学からは、推薦枠が65名から100名へ拡大される制度変更も公式発表されています。
現中3のご家庭にも、現中2以下のご家庭にも、いま知っておくべき情報をこの記事にまとめました。
元高専職員・半導体業界経験者の視点から、公式データベースですべて解説します。
この記事でわかること
- 茨城高専の偏差値・倍率3年分(公式データ)
- 推薦の出願基準「内申118」の意味と、適性検査(数学・理科)50%の中身
- 学力でも系を確約できる「特例適用制度」の仕組みと使い分け
- 2028年度から推薦が変わる——公式変更通知の中身(現中2以下は必読)
- 進学が就職を上回る進路データと、筑波大や大阪大への編入実績
- 寮5棟(女子寮2棟・国際寮)の費用と「知っておくべき運用ルール」
- 合格に向けた塾・オンライン学習サービスの選び方

この記事を読む前に:
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茨城高専とは?基本情報まとめ
まず「高専って何?」という方のために、簡単に説明します。
高専(高等専門学校)は、中学卒業後に入学できる5年制の学校です。
普通の高校と違い、15歳から工学の専門教育が始まり、卒業時には大学の工学部に近いレベルの技術力が身につきます。
卒業後は就職・大学編入・専攻科進学など、複数の道から選べるのが大きな特徴です。
| 正式名称 | 茨城工業高等専門学校(国立) |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県ひたちなか市中根866 |
| 設立 | 1964年(昭和39年)・2024年に創立60周年を迎えた |
| 学科 | 国際創造工学科(1学科・定員200名)・2年進級時に4つの系(機械・制御/電気・電子/情報/化学・生物・環境)に分かれる |
| 偏差値 | 64※目安 |
| 入試の特徴 | 推薦(内申118・適性検査あり)+学力(特例適用制度/通常/併願の3方式) |
| 進路 | 進学105名・就職85名(令和7年度卒)と進学が過半・求人倍率30倍前後 |
| 学生寮 | 5寮(女子寮2棟・シェアハウス型国際寮「虹友館」) |
出典:茨城高専公式サイト(2026年8月確認)
偏差値・倍率:茨城県内の理系進学先としての立ち位置
このセクションのポイント
偏差値の目安は64で県内公立上位校と同水準。
出願倍率は直近3年で1.6→1.5→1.4倍と落ち着いてきています。
偏差値(2027年度入学対象)
茨城高専の偏差値は64とされています(出典:高校偏差値.netなどの情報提供サイト)※目安。
※偏差値はあくまでも目安です。高専入試は傾斜配点や受験科目が公立高校入試と異なるため、一般的な偏差値指標とは単純に比較できません。
茨城高専の学力選抜は数学と理科が1.5倍の傾斜配点で、5教科均等の模試偏差値では測りきれません。
偏差値64は県内公立高校の上位校と同水準。
しかし進学者が就職者を上回る「出口」の構成が、普通科の公立高校とは大きく異なります(詳しくは後述の進路セクションへ)。
出願倍率(直近3年・公式)
| 年度 | 出願者数(うち女子) | 合格者数 | 出願倍率 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 281名(51名) | 209名 | 1.4倍 |
| 令和7年度 | 302名(69名) | 206名 | 1.5倍 |
| 令和6年度 | 311名(62名) | 212名 | 1.6倍 |
出典:茨城高専「過去3年間の入学試験状況」(公式PDF)※募集人員200名・出願倍率は出願者数÷募集人員(公式の計算方法)
令和8年度の内訳は、推薦が出願106名(うち女子28名)→合格内定64名、学力が出願216名→合格144名。
系別では差が大きく、化学・生物・環境系の推薦は35名が出願して内定14名(女子17名出願)と人気が集中する一方、令和8年度の電気・電子系の推薦は出願11名全員が内定しています。
どの系で出願するかが、合格しやすさに直結する学校です。
茨城県は県立の進学校が強い土地柄ですが、茨城高専は「大学受験を経ずに筑波大クラスへ編入できる」もう一つのルートです。
倍率1.4倍という数字以上に、推薦の内申118という事前のハードルが実質的な選抜として機能しています。
まずはわが子の内申と系の人気度を照らし合わせるところから始めましょう。
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学科・系紹介:国際創造工学科で学べること

茨城高専は2018年度から「国際創造工学科」1学科体制です。
入学後の1年間は全員が共通カリキュラムで学び、2年進級時に4つの系(専門分野)に分かれます。
15歳の時点で専門を決めきらなくてよい、「くくり募集」型の安心設計です。
機械・制御系(2年次定員80名)
機械設計・加工・制御からロボティクスまで、ものづくりの中核を学びます。
4つの系で最大の定員を持つ、茨城高専の看板分野です。
電気・電子系(2年次定員40名)
電気エネルギー・電子回路・通信などインフラを支える技術を学びます。
就職需要が安定して大きく、半導体(電子部品のもとになる分野)に関心がある場合の入口もここです。
情報系(2年次定員40名)
プログラミング・AI・データサイエンスなど、ソフトウェア技術を学びます。
全国的に高専の情報系は人気が高く、茨城でも推薦・学力とも志願が集まりやすい系です。
化学・生物・環境系(2年次定員40名)
化学・バイオ・環境技術を学ぶ、実験好きの子に人気の系です。
令和8年度の推薦では出願35名中17名が女子と、女子に選ばれてきた分野でもあります。
出典:茨城高専「令和8年度学生募集要項」・過去3年間の入学試験状況(推薦選抜)(公式PDF)
茨城高専ならではの強み・特色
進学が就職を上回る——「編入で伸ばす」高専
多くの高専は就職者が多数派ですが、茨城高専は令和7年度卒業生194名のうち進学105名・就職85名と、進学が就職を上回ります(出典:公式「進路状況」令和8年5月現在)。
令和6年度も進学113名・就職71名と進学が約6割。
公式サイトは進学者の約78%が4年制大学への編入で、「大学編入者数は全国高専の中でもトップクラス」と紹介しています(出典:茨城高専公式「進路について」)。
「高専から国立大へ」というルートを最初から視野に入れるご家庭に向いた学校です。
求人倍率30倍前後——就職の選択肢も広い
就職を選ぶ場合も、求人倍率は30倍前後(公式)。
日立製作所・キヤノン・ファナック・三菱電機など、後述の通り大手メーカーが並びます。
茨城県は日立グループをはじめ製造業の集積地で、地元就職と全国区就職の両方が選べます。
国際寮「虹友館」と英語教育
2022年に開寮した虹友館は、日本人学生と留学生がともに暮らすシェアハウス型の国際寮。
1階には英語力向上を目的とした教室も設けられ、「国際創造工学科」の名前どおり、国際性を日常で育てる環境があります(出典:公式学寮ページ)。
「本科(国際創造工学科)には4つの系が設けられており、それぞれの専門分野に加えて他分野についても学ぶことができます。幅広い知識を身につけることで、複雑化・高度化する社会の課題に柔軟に対応できる力を養います。」
茨城高専 校長 伊藤彰則氏(出典:茨城高専公式サイト「校長メッセージ」・2026年8月確認)
入試制度の詳細:合否を分ける選抜方法
このセクションのポイント
推薦選抜は令和9年1月8日・学力選抜は2月14日。
推薦は「内申118」+適性検査という独自方式です。
令和9年度の募集要項は10月下旬ごろ公開予定。最終確認はそちらで。
令和9年度の入試日程(公式発表済み)
| 項目 | 推薦選抜 | 学力選抜 |
|---|---|---|
| Web出願期間 | 12月1日〜12月15日 | 1月5日〜1月20日 |
| 検査日 | 令和9年1月8日 | 令和9年2月14日 |
| 合格発表 | 令和9年2月20日(予定) | |
出典:茨城高専公式「入試情報【本科】」(2026年8月確認)※検定料16,500円・Web出願(miraicompass)。推薦の合否連絡の運用は募集要項で確認してください
推薦による選抜:内申118+適性検査50%・面接50%
茨城高専の推薦は、2つの点で「よくある高専推薦」と違います。
1つ目は出願基準の高さ。
中学1年・2年・3年の9教科の評定合計が118以上(135点満点)が条件です。
平均するとオール4を大きく超える約4.4で、しかも中1の成績から数えます。
「中3で頑張れば間に合う」型ではなく、早くから知っているご家庭ほど有利な基準です。
2つ目は、書類と面接だけでは決まらないこと。
適性検査(数学・理科)50%+面接(口頭試問を含む)50%の総合点と調査書で評価されます。
内申118をクリアしても、当日の数学・理科で力を示す必要がある「試験型推薦」です。
出典:茨城高専「令和8年度学生募集要項」(公式PDF)※令和9年度の要件は10月下旬公開予定の要項で最終確認を
学力検査による選抜:5教科・学力80%+調査書20%
学力選抜は全国の国立高専共通問題(5教科・マークシート)で、学力検査80%+調査書20%で判定されます。
配点は後述の通り数学・理科が1.5倍の600点満点です。
帰国子女・外国人特別選抜
帰国子女特別選抜・外国人特別選抜(4教科+面接)の枠もあります。
該当するご家庭は要項公開後に条件を確認してください。
入試の仕組みがわかったら、次は具体的な対策です。
高専入試に対応した塾・サービスをまとめた記事はこちら。

【要注意】学力でも系を確約できる「特例適用制度」
このセクションのポイント
出願時に系を1つ選ぶと、2年進級時に優先配属される制度。
推薦だけでなく学力選抜にも系確約枠が30名あります。

茨城高専の入試でいちばん独特なのが、この「特例適用制度」です。
くくり募集の高専では通常、系(専門分野)は入学後の成績で決まります。
茨城高専もベースはそうですが、出願時に系を1つ選んで合格すれば、2年進級時にその系へ優先配属される枠が用意されています。
これが特例適用制度です。
| 選抜方法(令和9年度・募集200名) | 制度 | 募集人員 |
|---|---|---|
| 推薦による選抜 | 特例適用制度(系を選んで出願) | 65名(機械・制御26/電気・電子13/情報13/化学・生物・環境13) |
| 学力検査による選抜 | 特例適用制度(系を選んで出願) | 30名(機械・制御12/電気・電子6/情報6/化学・生物・環境6) |
| 通常学力入試制度(系を選ばず出願) | 105名 | |
| 帰国子女・外国人特別選抜 | 通常学力入試制度 | 若干名 |
出典:茨城高専「令和8年度学生募集要項」・「令和10年度入学者選抜における変更について」(公式PDF・変更前=令和9年度の構成)※最終確認は10月下旬公開予定の令和9年度要項で
使い分けの考え方はシンプルです。
「この分野を学びたい」が決まっている子→特例適用制度で系を確約しにいく。
「工学は好きだけど分野はこれから」の子→通常制度で入学し、1年間かけて選ぶ。
さらに学力選抜では特例と通常の併願出願もできます。
注意点もあります。
特例で入っても、著しい成績不振などの場合は優先配属の権利がなくなること。
通常制度では、2年進級時に希望の系に配属されない場合があること(配属は1年次の成績等で決定)。
とくに人気の情報系を確実に狙うなら、特例適用制度の活用が現実的な選択肢になります。
合格戦略:推薦は「内申118」・学力は「理数1.5倍の600点」
このセクションのポイント
数学150点+理科150点で配点の半分。
推薦・学力とも「数学と理科の力」が合否を分けます。
学力検査の配点(600点満点)
| 教科 | 配点 |
|---|---|
| 数学 | 150点 |
| 理科 | 150点 |
| 国語 | 100点 |
| 社会 | 100点 |
| 英語 | 100点 |
| 合計 | 600点(学力80%+調査書20%で判定) |
出典:茨城高専公式「入試情報【本科】」(2026年8月確認)
わが子はどのルート?タイプ別の戦略
| わが子のタイプ | 狙うルート | 対策の軸 |
|---|---|---|
| 中1から内申が安定して高い(9教科合計118以上) | 推薦(1月8日) | 数学・理科の適性検査対策+口頭試問の練習。内申は9教科・中1から効くので定期テストを落とさない |
| 内申は118に届かないが理数が得意 | 学力(2月14日) | 理数1.5倍を活かす。過去問で数学・理科の得点力を磨く |
| 学びたい系が決まっている | 特例適用制度(推薦・学力とも) | 系別の募集人員が少ないため、早めの実力固めを |
| 分野はまだ迷っている | 通常学力入試制度 | 入学後の系選択は1年次の成績で決まる。入ってからも勉強は続く |
推薦がダメでも学力選抜で再挑戦できるので、「推薦+学力の二段構え」が基本戦略です。
どちらのルートでも共通するのは、数学・理科の力がそのまま合格力になること。
推薦は適性検査(数理)50%、学力は数理で配点の半分——茨城高専は一貫して「理数の学校」です。
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【2028年度から】推薦入試が変わる——現中2以下の保護者へ
このセクションのポイント
2028年度入学(現中2)から推薦枠が65名→100名に拡大。
内申基準は「9教科118」から「中2・中3の5教科42」に変わります。
2026年3月、茨城高専は令和10年度入学者選抜(2028年4月入学)からの制度変更を公式発表しました。
現在の中学2年生から適用される、大きな変更です。
| 〜2027年度入学(現中3) | 2028年度入学から(現中2以下) | |
|---|---|---|
| 推薦の募集人員 | 65名 | 100名(機械・制御40/電気・電子20/情報20/化学・生物・環境20) |
| 学力の募集人員 | 135名(特例30+通常105) | 100名(特例適用制度は廃止) |
| 推薦の内申基準 | 中1〜中3の9教科合計118以上 | 中2・中3の5教科(国社数理英)合計42以上 |
出典:茨城高専「令和10年度入学者選抜(令和9年度実施)における変更について」(2026年3月10日・公式PDF)
ポイントは3つあります。
推薦枠が定員の半分に拡大——推薦が「狭き門」から「主戦場」に変わります。
内申基準から中1と実技4教科が外れる——中2・中3の5教科合計42以上(平均4.2)に。実技が苦手でも主要5教科で勝負できる基準になります。
学力の特例適用制度は廃止——「系を確約したいなら推薦で」に一本化されます。
この変更を2年前に公式発表するのは、中学生活の設計に関わるからです。
現中2のお子さんは「中2からの5教科の成績」がそのまま推薦の土俵になります。
つまり今学期の定期テストからもう受験は始まっている——これがこの通知のいちばん大事なメッセージです。
就職・進学実績:茨城高専の進路力
このセクションのポイント
令和7年度卒は進学105名・就職85名。求人倍率は30倍前後。
日立製作所・キヤノンなど大手メーカーが並びます。
| 主な就職先(公式実績一覧より) |
|---|
| 日立製作所 |
| キヤノン |
| ファナック |
| 三菱電機 |
| ダイキン工業 |
| 富士通 |
| JR東日本 |
| 住友化学 |
出典:茨城高専公式「実績一覧」ページ(2026年8月確認)
ひたちなか・日立エリアは日本有数のものづくり集積地。
地元の日立グループから全国区の大手まで、就職の選択肢は広く、就職率はほぼ100%です(出典:公式「進路について」)。
大学編入:筑波大学への共通テストなしルート
茨城高専の最大の特色が編入です。
進学者の約78%が4年制大学へ編入し、公式サイトは「大学編入者数は全国高専の中でもトップクラス」としています。
| 主な編入学先(公式実績より) |
|---|
| 筑波大学 |
| 大阪大学・神戸大学・九州大学 |
| お茶の水女子大学・電気通信大学・京都工芸繊維大学 |
| 東京理科大学・早稲田大学 |
| 茨城大学・茨城高専専攻科 |
出典:茨城高専公式「実績一覧」「進路について」ページ(2026年8月確認)
大学入試(共通テスト)を受けずに、高専での成績と編入試験で国立大3年次へ。
専攻科(2年)に進んで「学士(工学)」を取り、大学院へ進む道もあります。
就職・編入・専攻科が中心ですが、技術力を武器に起業する卒業生も増えています。
学生寮のリアル:費用・生活・知っておくべきルール
このセクションのポイント
寮は5棟(女子寮2棟)・月額の目安は約49,000円。
1年ごとの更新制など、独自の運用ルールがあります。

茨城高専の寮は5棟。
女子寮が2棟(紫峰館・北友館)、男子寮が2棟(新友館・西友館)、そして日本人学生と留学生がともに暮らすシェアハウス型の国際寮「虹友館」です。
寮の費用(令和6年度)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 寮費(共通経費) | 月額16,500円 |
| 寮生会費 | 月額500円 |
| 給食費(毎日3食・土日含む) | 1日約1,409円×給食日数(年間約264日・年額372,526円≒月あたり約31,000円) |
| 寄宿料 | 月額700円(2人部屋)/800円(個室) |
| 月額合計の目安 | 約49,000円 |
| 居室エアコン電気料 | 年額3,000円(超過時は追加) |
出典:茨城高専公式「学寮」ページ(令和6年度・2026年8月確認)※金額は年度により変わる場合があります
知っておくべき運用ルール:寮は「1年ごとの更新制」
正直にお伝えしておきたいのが、入寮の継続ルールです。
茨城高専の寮は1年ごとの更新制で、入寮希望者には面接があります。
3年生までは更新できますが、4年生への進級時は「指導寮生としてふさわしい」と判断された学生のみ継続となり、それ以外は通学(アパート等)を検討することになります。
「5年間ずっと寮」を前提にせず、4年次以降の住まいも見据えて計画するのが現実的です(出典:公式学寮ページ)。
保護者が安心できるサポート体制
学習支援
1年次は全員共通カリキュラムのため、専門のスタートラインは同じです。
2年進級時の系配属は1年次の成績等で決まるので、入学後も学習サポートの活用が大切です。
メンタルヘルス・健康支援
寮生活を含む学生生活は、教職員・寮の指導体制がサポートします。
詳細な相談体制は学校説明会などでご確認ください。
経済的支援(学費・奨学金)
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| 高等学校等就学支援金(1〜3年) | 年額234,600円支給=国立高専の授業料が実質無償。令和8年度から所得制限なし |
| 高等教育の修学支援新制度(4・5年) | 世帯収入に応じ授業料減免+給付型奨学金 |
出典:文部科学省「高校生等への修学支援」(2026年8月確認)
よくある質問(Q&A)
Q1:高専と普通の高校、何がいちばん違うのですか?
最大の違いは「15歳から専門教育が始まり、5年間で大学工学部レベルまで到達する」ことです。
大学受験がない分、部活や研究・ものづくりに打ち込めます。
茨城高専は1年次共通教育のくくり募集なので、「工学は好きだけど分野は未定」でも入ってから選べます。
Q2:系はどうやって決まるのですか?希望が通らないこともある?
2年進級時に、1年次の成績や学校生活を考慮して配属が決まります。
系ごとに定員(機械・制御80/他は各40)があるため、人気の系は希望が通らない場合もあります。
「絶対この系」と決まっているなら、出願時に系を確約できる特例適用制度の利用を検討してください。
Q3:内申が118に届きません。あきらめるべきですか?
あきらめる必要はまったくありません。
118は推薦の出願基準であって、合格の条件ではありません。
学力選抜(2月14日)は内申の比率が2割で、数学・理科1.5倍の学力検査80%が勝負。
理数が得意なら、学力選抜こそ本命ルートです。
なお現中2以下は、2028年度から基準が「中2・中3の5教科42以上」に変わります。
Q4:女子でも茨城高専はおすすめできますか?
令和8年度は出願281名のうち51名が女子で、女子寮も2棟あります。
特に化学・生物・環境系は推薦出願35名中17名が女子と、女子に選ばれてきた分野です。
お茶の水女子大学への編入実績もあり、「女子が学びにくい学校」ではありません。
Q5:学校を見に行く機会はありますか?
あります。直近では8月30日(日)に土浦市で学校説明会(受付中)、9月26日(土)に一日体験入学(模擬授業・寮案内つき)が予定されています。
平日の随時学校見学(要予約・1時間程度)もあります。
推薦の適性検査や特例適用制度など、独自制度の疑問は現地で直接確認するのが確実です(出典:公式「学校説明会・一日体験入学」ページ・2026年8月確認)。

まとめ:わが子の「理系の好き」を最強の武器に変える15歳の選択
茨城高専は、茨城県ひたちなか市にある国立高専です。
偏差値は64(目安)。
国際創造工学科1学科のくくり募集で、2年進級時に4つの系に分かれます。
入試のポイントは3つ。
推薦は「内申118」+適性検査——中1から効く高いバーと、数理の試験がある独自方式であること。
特例適用制度——学力選抜でも系を確約できる、全国的に珍しい仕組みがあること。
2028年度から推薦が拡大——現中2以下は推薦100名・5教科42基準の新制度になること。
出口は進学が過半・編入は筑波大から大阪大まで。
就職なら求人倍率30倍前後で日立製作所・キヤノンクラス。
「理数の力を、大学編入という次のステージにつなげる」——そんな設計図が描ける学校です。
気になったら、まずは8月30日の説明会や9月26日の一日体験入学で、親子で空気を確かめてみてください。
そして対策の軸は、推薦でも学力でも「数学・理科」。
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関東の国立高専は、栃木の小山高専の記事でも詳しく解説しています。
併願候補の検討にどうぞ。

【免責事項】本記事の情報は2026年8月時点のものです。
令和9年度(2027年度)学生募集要項は2026年10月下旬ごろ公開予定のため、募集人員・出願要件・日程などの確定情報は必ず茨城高専公式サイトでご確認ください。
偏差値・倍率などの数値は目安であり、情報提供サイトにより異なる場合があります。

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