熊本大学で半導体関連の就職を目指す皆さんへ。
本記事では、大学の概要、半導体分野に適した学部、学生生活、奨学金、偏差値など、進学を検討する際に役立つ情報を網羅的にご紹介します。
熊本大学の魅力を徹底解説し、皆さんの進路選択をサポートします。
熊本県を含む九州地方は、古くはシリコンアイランドと呼ばれ半導体産業が盛んな地域でしたが、世界最大の半導体受注製造企業であるTSMCが出資する工場が菊陽町に進出して、大注目されています。
大学の概要と特徴
熊本大学は、熊本県熊本市に位置する国立大学で、8学部、9研究科を有する総合大学です。
熊本大学は、文理融合教育を重視しており、さまざまな分野の知識を学ぶことができます。
また、熊本大学は、国際交流にも力を入れており、多くの留学生が在籍しています。
参考URL:熊本大学概要2024(PDFファイル)
熊本大学で半導体関係の就職をするには、どこの学部などがお勧め?
半導体関連の就職を目指すなら、工学部の半導体デバイス工学課程がおすすめです。
この課程は、半導体技術者・研究者の育成に特化した日本国内初めての学士課程です。
半導体デバイスの研究開発に必要な数学・物理・化学・材料・機械分野の基礎科目から、半導体デバイスのプロセス、システム設計、評価技術などの高度な専門的能力を習得できます。
また、企業と連携した課題解決型の講義や、半導体関連企業での実習がカリキュラムに組み込まれています。
2024年4月に新設された課程なので、まだ卒業生はいませんが、半導体の専門人材不足が叫ばれているなか設立された課程なので、卒業後は国内外の半導体関連業界で大活躍することが期待されています。
参考URL:熊本大学 工学部 半導体デバイス工学課程
在校生の熊本大学への評価は?
在校生からは、大学の教育内容や学習環境、学生間交流、就職活動に対して全体的にポジティブな評価が寄せられています。
半導体デバイス工学課程の学生(高専から編入した3年生)からは、高専で学んだ電気や情報の分野に、大学に編入してから化学や物理などの新しい知識に出会うことで「学びの幅が大きく広がった」との声もあります。
とても便利です。充実していて、良かった感じです。また、良い機会があると思う。やはり、専門的で最先端です。
みんなの大学情報
参考URL:
みんなの大学情報
熊本大学工学部ニュースレター「かけはし」在校生の声
熊本大学の生活の過ごしやすさは?
工学部半導体デバイス工学課程の学生は、黒髪南(くろかみみなみ)キャンパスで学びます。
このキャンパスは熊本市中央区に位置し、熊本駅からはバスで20分程度の場所にあります。周辺にはスーパー、コンビニ、ドラッグストアなど商業施設も充実しています。
近隣のアパートの家賃は月額4万円から5万円程度で、学生向けの物件が沢山あります。学生にとって過ごしやすい環境です。
参考URL:ガクヘヤ賃貸
熊本大学独自の奨学金など制度は?
熊本大学では、経済的理由で入学料や授業料の納付が難しく、学業優秀な学生に対する支援制度があります。
また、他の大学と同様に日本学生支援機構(JASSO)や民間・地方公共団体等からの奨学金を受けることができます。
また、独自の制度としては、博士前期課程(修士)1年生の学生で、半導体関連分野で活躍を期待される学生に対して、TSMCから奨学金が支給されます。
参考URL:
熊本大学 奨学金制度
熊本大学大学院自然科学研究部 TSMC奨学金について(博士前期課程1年対象)
おすすめ学部への入学方法は?
工学部半導体デバイス工学課程の令和7年度入試の概要を紹介します。
最新の情報は、必ず大学公式ページを確認してください。
入学定員は20人でとても限られています。
同じ工学部の別学科が100人程度の定員であるのと比較して、とても狭き門になっています。
また、選抜方法も2種類しかないので注意です
入試区分 | 試験科目 | 備考 |
---|---|---|
学校推薦型選抜Ⅱ | 推薦書・調査書・志望理由書 共通テスト(国、地歴公民から1つ、数ⅠA、数ⅡBC、物化生地から2、英、情) 面接 | 工業高校等が対象 5人 |
一般選抜(前期) | 共通テスト(国、地歴公民から1つ、数ⅠA、数ⅡBC、物化生地から2、英、情) 個別学力審査(数、物、英) | 15人 |
参照:熊本大学 入学者選抜要項
お勧め学部への偏差値は?
工学部半導体デバイス工学課程の偏差値は、全国的な大学評価機関によると、おおよそ47.5~53程度とされています。
偏差値は年々変わる可能性があるため、最新の情報を確認することをおすすめします。
参考URL:旺文社:パスナビ
まとめ
TSMC進出で半導体人材育成が期待されている熊本大学は、半導体関連の就職を目指す学生にとって、多くの魅力的な要素を備えています。
実践的なカリキュラム、充実した研究環境、手厚い就職支援、そして過ごしやすい学生生活環境が整っており、将来のキャリア形成に向けて最適な選択肢の一つと言えるでしょう。
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