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旭川高専(旭川工業高等専門学校)に合格するには?保護者が知っておきたい偏差値・倍率から北海道大学編入・半導体就職・寮生活まで徹底解説【2026年最新版】

旭川高専 高専

この記事でわかること

  • 旭川高専の偏差値・倍率(2026年最新)
  • 令和8年度から新設の5学科(「半導体・電気情報通信工学科」含む)の特徴と半導体キャリアへの道
  • 推薦・一般入試の合否を分けるポイント(内申条件・傾斜配点・5志望制度の詳細)
  • 北海道4高専の複数校志望受験制度(最大10学科出願)のしくみ
  • SCREENセミコンダクター・Rapidusエンジニアと直接交流できる半導体教育の実態
  • 北海道大学・豊橋技術科学大学への大学編入ルート
  • 寮(明誠寮)の費用・生活・サポート体制

うちの子、理数系が好きだけど、普通の高校から大学受験を目指すのが正解なのかな?

15歳から本物の技術を身につけさせて、将来どこへ行っても必要とされる力をつけてほしい。

北海道旭川エリアでそんな思いを抱える保護者の方が、一度は検討するのが旭川高専(旭川工業高等専門学校)です。

1962年の設立から60年以上の歴史を持つ旭川高専は、令和8年度(2026年度)入学より全5学科を大胆に刷新しました。

なかでも注目は、学科名に「半導体」を冠した「半導体・電気情報通信工学科」の新設です。

さらに、Rapidus・ラムリサーチ・アプライド マテリアルズ ジャパンエーエスエムエル・ジャパンのエンジニアを招いた国内初の「半導体ワークショップ・交流会」(2025年12月開催)や、AWSジャパンとの包括連携協定締結など、産学連携の最前線に立つ高専として北海道から全国へ存在感を高めています。

また、ロボット・ラボラトリによる高専ロボコン全国大会14年連続出場という実績が示す通り、ものづくりへの情熱を存分にぶつけられる環境も整っています。

この記事では、元大学・高専職員、半導体業界経験者の視点から、2027年度入試を目指すご家庭が必要な情報をすべて解説します。


  1. 旭川高専とは?基本情報まとめ
  2. 偏差値・倍率:学科によって大きく異なる競争率
    1. 偏差値(2027年度入学対象)
    2. 入試倍率(令和7年度・旧学科時代の実績)
  3. 学科・コース紹介:旭川高専で学べることと半導体キャリアへの道
    1. 新旧学科の対応関係(重要)
      1. AI・デジタル情報工学科
      2. ロボット・システムデザイン工学科
      3. 半導体・電気情報通信工学科
      4. エネルギー・機械デザイン工学科
      5. 化学・生命工学科
  4. 旭川高専ならではの強み・特色
    1. 国内初!Rapidus・ラムリサーチ・アプライド マテリアルズ ジャパン・エーエスエムエル・ジャパンのエンジニアと学生が直接交流
    2. COMPASS5.0 北海道ブロック拠点校・AWSジャパンとの連携
    3. ロボット・ラボラトリ:高専ロボコン全国大会14年連続出場
    4. 充実した国際交流プログラム
  5. 入試制度の詳細:合否を分ける選抜方法
    1. 推薦による選抜【1月実施】
    2. 学力検査による選抜【一般入試・2月実施】
    3. 帰国生特別選抜【2月・学力選抜と同日実施】
    4. 受験生・保護者が特に知っておくべきポイント
  6. ▶ 合格に向けて:今すぐ始める2つの準備
  7. 就職実績:旭川高専の就職力
    1. 求人状況と就職率(2024年度)
    2. 半導体・主要企業への採用実績(旧学科・過去5年間)
  8. 大学編入:北海道大学・豊橋技科大への「共通テスト・個別試験なしルート」
    1. 令和6年度(2024年度)の主な編入実績(卒業生131名中・進学者51名)
    2. 専攻科経由の大学院進学実績(令和6年度)
  9. 学生寮(明誠寮)のリアル:費用・生活・サポート
    1. 明誠寮の概要
    2. 居室タイプ
    3. 月額費用の目安(明誠寮リーフレット2025より)
    4. 寮の設備・安全管理体制
  10. 保護者が安心できるサポート体制
    1. 1. 学習支援(修学支援室)
    2. 2. メンタルヘルス・健康支援
    3. 3. 経済的支援(学費・奨学金)
  11. よくある質問(Q&A)
  12. まとめ:わが子の「理系の好き」を最強の武器に変える15歳の選択
  13. ▶ 旭川高専合格に向けて、今すぐ始めよう

旭川高専とは?基本情報まとめ

項目内容
正式名称旭川工業高等専門学校
所在地北海道旭川市春光台2条2丁目1番6号
設立1962年(昭和37年)
学科・コース構成5学科(令和8年度入学より新体制)
各学科定員各32名・合計160名(令和8年度入学より)
学生総数720名(2025年5月1日時点)
女子比率約19%(2025年5月1日時点)
明誠寮(めいせいりょう)・定員371名(男子棟268名・女子棟35名・国際棟68名)
就職率実質100%(令和6年度)
アクセスJR旭川駅から道北バス29・30番で約25分「高専前」下車・徒歩1分
公式サイトhttps://www.asahikawa-nct.ac.jp

偏差値・倍率:学科によって大きく異なる競争率

偏差値(2027年度入学対象)

旭川高専の偏差値は全学科共通で61です(みんなの高校情報調べ)。旭川西高校(61)や釧路工業高等専門学校(61)と同水準に位置しています。

全国の高専の平均偏差値は62.2と言われており、これとほぼ同水準です。

学科名(2027年度・新学科)偏差値目安
AI・デジタル情報工学科61
ロボット・システムデザイン工学科61
半導体・電気情報通信工学科61
エネルギー・機械デザイン工学科61
化学・生命工学科61
やまもと
やまもと

偏差値だけなら道内の進学校よりやや易しいですが、卒業時には、進学校の生徒以上の結果を就職進学で出せる可能性が高く、5年間でお子さんの飛躍的な成長をサポートしてくれる旭川高専は要注目です!

入試倍率(令和7年度・旧学科時代の実績)

令和7年度の入試倍率は、学科によって大きな差があります。学力選抜では物質化学工学科・システム制御情報工学科が3倍を超える一方、機械システム工学科の推薦は定員を下回るなど、学科選びが受験戦略の鍵を握ります。

選抜方法旧学科名倍率
推薦機械システム工学科0.42倍
推薦電気情報工学科0.96倍
推薦システム制御情報工学科1.50倍
推薦物質化学工学科1.00倍
推薦 合計0.97倍
学力機械システム工学科1.88倍
学力電気情報工学科2.19倍
学力システム制御情報工学科3.25倍
学力物質化学工学科3.56倍
学力 合計2.72倍

※令和8年度からは新5学科での倍率となります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

ポイント:全体倍率は上昇傾向にあります(令和6年度:学力2.17倍→令和7年度:学力2.72倍)。推薦選抜は全体として定員割れの状況ですが、内申点の出願条件があります。

また、学力選抜では数学・理科・英語に2倍の傾斜配点が設けられているため、単純な偏差値だけで難易度を判断しないことが重要です。


学科・コース紹介:旭川高専で学べることと半導体キャリアへの道

高専の各学科は、大学の学部と同様に専門分野が明確に分かれています。

入学後の学科変更は基本的にできないため、お子さんの興味・得意分野と照らし合わせて慎重に選ぶことが重要です。

新旧学科の対応関係(重要)

旭川高専は令和8年度(2026年度)入学より全学科を刷新しました。現在公開されている就職・編入実績は旧学科(4学科体制)時代のものです。

旧学科名(〜令和7年度入学)新学科名(令和8年度入学〜)
機械システム工学科エネルギー・機械デザイン工学科/ロボット・システムデザイン工学科
電気情報工学科半導体・電気情報通信工学科
システム制御情報工学科AI・デジタル情報工学科/ロボット・システムデザイン工学科
物質化学工学科化学・生命工学科

AI・デジタル情報工学科

AIを中心にソフトウェア面の情報技術に主眼を置く学科です。

生成AIやデジタル技術の急速な進化に適応する能力を養いながら、北海道の産業DX化や半導体のユースケースに対応する人材を育成します。

全学科でAI・数理データサイエンスの基礎を学ぶ旭川高専の環境の中心を担う学科です。

旧「システム制御情報工学科」の流れを受け継いでいます。

ロボット・システムデザイン工学科

機械・電気・制御の知識を活かし、ロボットなどのシステムデザインと制御技術を学ぶ学科です。

コンピュータを中心としたシステムをデザインし、自在に操れる技術者を目指します。

旧「機械システム工学科」・「システム制御情報工学科」両方の流れを受け継ぐ学科で、高専ロボコン14年連続出場を誇るロボット・ラボラトリとの親和性が最も高い学科です。

半導体・電気情報通信工学科

新5学科の中で最も注目される学科です。

電気・電子の知識を活かし、半導体を「つかう・つくる」技術を実習で学び、AI半導体の開発も視野に入れた教育を行います。

次世代テクノロジーやAI半導体開発を担う人材を直接育成する学科として、COMPASS5.0北海道ブロック拠点校の1つである旭川高専の核心を担います。

旧「電気情報工学科」の流れを受け継ぎ、SCREENセミコンダクターソリューションズや半導体エネルギー研究所への就職実績を引き継ぎます。

エネルギー・機械デザイン工学科

熱や水の流れ、モノの強さを学び、再生可能エネルギーや脱炭素社会(GX)に貢献するデザイン力を養う学科です。

先進的な工作機械とDX技術を組み合わせた「新たな機械デザイン」への挑戦を続けます。

旧「機械システム工学科」のエネルギー・インフラ系の流れを受け継いでいます。

化学・生命工学科

食料・医療・環境・エネルギーの基盤となる「化学」と「生物」を学び、持続可能な社会の実現を目指す学科です。

新素材・バイオテクノロジー・環境などの課題解決に挑む技術者・研究者を育成します。

旧「物質化学工学科」の流れを受け継いでいます。

やまもと
やまもと

新学科設立で、令和のエンジニアの基礎教養といえるAI・データサイエンス・半導体の基本をすべての学科で学べます。それを土台に、それぞれの学科で専門性を高めることができれば、より社会から必要とされる人材になることが期待できます!


旭川高専ならではの強み・特色

国内初!Rapidus・ラムリサーチ・アプライド マテリアルズ ジャパン・エーエスエムエル・ジャパンのエンジニアと学生が直接交流

2025年12月、旭川高専はRapidus・ラムリサーチ・アプライド マテリアルズ ジャパンエーエスエムエル・ジャパンのエンジニアを招いた「半導体ワークショップ・交流会」を国内の高専として初めて開催しました。

次世代半導体の最前線で働く技術者から直接話を聞き、実践的な課題に取り組むこの機会は、「半導体業界で働く自分」を15歳から具体的にイメージできる貴重な場です。

在学中から業界トップ企業との接点を持てるのは、旭川高専ならではの強みです。

COMPASS5.0 北海道ブロック拠点校・AWSジャパンとの連携

国立高専が推進する教育プロジェクトCOMPASS5.0において、旭川高専は北海道ブロックの半導体分野拠点校の1つとして選定されています。

さらにAWSジャパンとは地域創生・AI人材育成に関する包括連携協定を締結しており、クラウドとAIの実践技術を在学中から身につけられる環境が整っています。

ロボット・ラボラトリ:高専ロボコン全国大会14年連続出場

部活動の枠を超えた実践的なものづくり組織「ロボット・ラボラトリ」は、高専ロボコン全国大会に14年連続出場という全国屈指の実績を誇ります。

2025年には「XROBOCON」でも準優勝を果たし、ものづくりの技術力の高さを全国に証明しました。

また、第47回技能五輪国際大会への出場など、世界レベルの舞台にも挑戦しています。

充実した国際交流プログラム

韓国・シンガポール・台湾への低学年からの国際交流、フランス・タイでの海外研究活動など、多彩な国際プログラムが用意されています。

明誠寮には留学生との共同生活ができる国際寮(2022年竣工)もあり、日常的にグローバルな環境で学べます。

やまもと
やまもと

旭川高専では、もともとの強みである工学系教育にプラスして、国際交流のプログラムも多く用意されています。グローバル経験×工学で、オンリーワンな人材になれるチャンスがあります!


入試制度の詳細:合否を分ける選抜方法

国立高専の入試は、大きく「推薦による選抜」「学力検査による選抜」に分かれます。

令和9年度(2027年度)入試の情報をもとに解説します(最新の募集要項は必ず公式サイトでご確認ください)。

推薦による選抜【1月実施】

  • 出願条件(以下のいずれかを満たすこと)
    • 3年間の9教科合計が105以上、かつ主要5教科合計が60以上
    • または3学年のみの合計が35以上、かつ主要5教科合計が20以上
    • または数学の各学年評定が4以上、かつ所定の加算点が236以上
  • 選考方法:個人調査書および個人面接(約15分)の総合判定
  • 志望制度:第2志望の学科まで出願可能

学力検査による選抜【一般入試・2月実施】

  • 試験科目:国語・社会・数学・理科・英語の5教科
  • 試験形式:マークシート方式
  • 配点(旭川高専独自の傾斜あり)
科目配点
国語100点
社会100点
数学200点(2倍傾斜)
理科200点(2倍傾斜)
英語200点(2倍傾斜)
学力検査 合計800点
調査書(内申点)210点
総合計1,010点
  • 調査書(内申点)の計算方法:3年間の評価。主要5教科(国・社・数・理・英)は各5点×3か年×2倍、実技4教科(音・美・保体・技家)は各5点×3か年。合計210点満点。
  • 志望順位制度第5志望まで出願可能

帰国生特別選抜【2月・学力選抜と同日実施】

海外在住期間が中学校相当課程で通算2年以上かつ令和6年4月以降の帰国者等が対象です。学力検査(数学・理科・英語)・調査書・作文・面接の総合判定で選考されます。

受験生・保護者が特に知っておくべきポイント

  • 傾斜配点で数学・理科・英語が2倍:この3科目の得点が合否を大きく左右します。理数英が得意なお子さんに有利な仕組みで、集中的な対策が合格への最短ルートです。
  • 内申点は9教科が対象・主要5教科は2倍評価:副教科を含む全9教科が評価対象ですが、主要5教科はさらに2倍の重みがあります。定期テストで主要5教科を着実に得点することが内申点対策の核心です。
  • 第5志望まで出願できる:旭川高専内で最大5つの学科に志望順位をつけて出願できます。第1志望が不合格でも下位の志望学科で合格する可能性があります。
  • 北海道4高専の複数校志望受験制度:旭川・函館・苫小牧・釧路の4高専から、最大10学科に出願可能です(合格した高専には必ず入学することが条件)。他の道内高専と同時に受験してリスクを分散できる、北海道ならではのメリットです。
  • 最寄り地等受験制度:全国51の国立高専等で受験が可能です。旭川に来られない事情がある場合にも対応できます。
  • WEB出願が必須:事前手続きは12月上旬から開始されます。余裕を持って準備しましょう。

▶ 合格に向けて:今すぐ始める2つの準備

旭川高専は「内申点×学力検査(傾斜配点)」の総合力で合否が決まります。今からできる準備は大きく2つです。

準備①:内申点の底上げ(9教科・主要5教科重視)

旭川高専の入試では、調査書(内申点)が210点分(全体の約21%)を占めます。

副教科を含む全9教科が対象で、特に主要5教科は2倍の重みがあります。

まずは日々の定期テストで主要5教科を確実に得点することが最優先です。

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準備②:高専特有の入試問題+傾斜配点への対応(数学・理科・英語)

旭川高専の一般入試では、数学・理科・英語が通常の2倍の配点(各200点)になります。

この3科目への重点的な取り組みが、ライバルに差をつける決定打です。

高専入試の数学・理科は公立高校入試と出題形式が大きく異なるため、過去問を使った専門的な対策が必須です。

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就職実績:旭川高専の就職力

求人状況と就職率(2024年度)

  • 就職希望者数:78名
  • 求人社数:1,799社
  • 求人倍率(社数ベース):約23倍
  • 就職率:実質100%(令和6年度:就職希望者77名全員が決定)

ちなみに大卒平均の求人倍率は約1.75倍。高専卒の就職力がいかに圧倒的かがわかります。

半導体・主要企業への採用実績(旧学科・過去5年間)

企業名特記
SCREENセミコンダクターソリューションズ半導体関連・電気情報系
半導体エネルギー研究所半導体関連・電気情報系
セイコーエプソン電気・精密機器系
旭化成化学・素材系
出光興産化学・エネルギー系
花王化学・消費財系
雪印メグミルク化学・食品系
北海道電力電気・インフラ系
北海道ガスエネルギー・インフラ系
NTT東日本通信・情報系
キヤノン精密機器・電気系
SUBARU機械・自動車系

※上記は旧学科時代の実績です。令和8年度以降は新学科での実績に切り替わります。半導体関連ではSCREENセミコンダクターソリューションズと半導体エネルギー研究所への就職が特に注目です。

やまもと
やまもと

Rapidus(ラピダス)の工場が千歳市に出来たことで、関係する企業が道内に増えることが期待されます。高専卒業生は、こうした企業に就職できるポテンシャルがあることから、注目されています。


大学編入:北海道大学・豊橋技科大への「共通テスト・個別試験なしルート」

高専の卒業生は、大学3年次への編入試験を受験できます。

大学1年生として入学するための共通テストや個別試験のプレッシャーなしに、難関国立大学の門を叩けるのが、高専の最大のメリットのひとつです。

令和6年度(2024年度)の主な編入実績(卒業生131名中・進学者51名)

大学・進学先進学者数
旭川高専専攻科17名
豊橋技術科学大学15名
北海道大学5名
室蘭工業大学3名
長岡技術科学大学2名
東北大学1名
金沢大学1名
信州大学1名
九州工業大学1名
琉球大学1名
その他4名

卒業生の約39%が進学を選択しています。

さらに、専攻科へ進んだ学生の大多数が北海道大学大学院(9名)をはじめとする国立の大学院へ進学しており、「旭川高専→専攻科→北大院」という高度技術者・研究者ルートが確立されています。

専攻科経由の大学院進学実績(令和6年度)

大学院進学者数
北海道大学大学院9名
東北大学大学院1名
長岡技術科学大学大学院1名
その他1名
やまもと
やまもと

豊橋技科大(愛知県豊橋市)と長岡技科大(新潟県長岡市)は、高専卒業生を多く受け入れている工科系の国立大学で、沢山の優秀な技術者・研究者を輩出しています。

専攻科から北海道大学院に進学するコースは、高専本科5年と専攻科2年の7年で、大学生以上に研究の経験を積んでから大学院に入れるので、将来的に研究者を目指すコースとして、コスパも含めて大変有力な選択肢です。


学生寮(明誠寮)のリアル:費用・生活・サポート

明誠寮の概要

  • 寮名:明誠寮(めいせいりょう)
  • 定員:総数371名(男子棟268名・女子棟35名・国際棟68名)
  • 棟数・構成:男子棟・女子棟・国際寮(2022年竣工)
  • 特徴:共同生活を通じて自律性・協調性・社会性を養う教育施設です。国際寮では留学生との日常的な交流が可能です。
  • 立地:学校まで徒歩1分(バス代不要)。学校裏にコンビニがあり、スーパー・病院も徒歩圏内と、生活利便性が非常に高いです。

居室タイプ

学年・性別居室タイプ
1年生(男子)3人部屋(相室)
1年生(女子)1人部屋(入寮者が多いと2人部屋)
上級生1人部屋が選べる

月額費用の目安(明誠寮リーフレット2025より)

費用項目金額
月額寮費12,636円(R7年度平均)
月額食費44,727円(R7年度平均)
部屋代700円(個室は800円)
月額合計目安58,063円

※このほか、保護者会費(年間1,500円)が必要。近郊の下宿代(月額67,000円 平日3食込み・光熱水道費別)との比較が公式リーフレットサイトに記載されています。

寮の設備・安全管理体制

  • 安全管理:平日昼間は事務員が常駐、夜間・休日は教員・指導員が宿直(緊急時対応可)
  • セキュリティ:各棟への出入りはカードキーで管理
  • Wi-Fi:各棟に無料Wi-Fi完備
  • 洗濯機・乾燥機:コイン不要で無料利用可能
  • エアコン:談話室等に完備
  • 学習スペース:ラーニングスペースが設置されています
やまもと
やまもと

全国の高専卒業生の声として、「高専の寮生活が貴重な経験になった!」「5年間の寮生活で自分が成長した!」といった声を多く聞きます。

通学できる距離に旭川高専がなくても、寮生活をしながら勉学はもちろん、友達との絆を深めて、好きなことに没頭できる環境があることは、要注目です。


保護者が安心できるサポート体制

1. 学習支援(修学支援室)

2022年度(令和4年度)に特別支援室から改組された「修学支援室」が学習面での困りごとに対応しています。合理的配慮の提供や事前相談も受け付けており、専門科目でつまずいた場合のサポート体制が整っています。

2. メンタルヘルス・健康支援

  • 学生相談室:カウンセラーによる相談対応
  • ハラスメント防止対策室いじめ対策室も設置されており、安心して学生生活を送れる環境が整っています
  • 保健室の体制:{{要確認}}

3. 経済的支援(学費・奨学金)

制度内容
就学支援金(1〜3年生)月額9,900円〜19,550円(所得制限あり)。条件次第で授業料が実質無料
修学支援新制度(4・5年生)授業料免除(全額〜1/4)+給付型奨学金(最大月額34,200円)
多子世帯特例(令和7年度〜)【4年生以上】子供3人以上の世帯は所得制限なしで授業料免除対象
自立応援入学支援金入学料相当額を給付。入寮希望者で自宅等からの通学が困難な場合申請可能(選考あり)

よくある質問(Q&A)

Q1:留年が多いと聞きますが、勉強についていけるか不安です。

A:高専は大学レベルの専門教育を行うため、試験の難易度は公立高校より高く設定されています。ただし旭川高専には修学支援室が整っており、合理的配慮の提供や学習相談に対応しています。授業・実習にまじめに取り組み、サポートを活用すれば留年の心配はほぼありません。入学後の専門科目でも、傾斜配点で鍛えた数学・理科・英語の力が直接生きてきます。

Q2:女子学生が少ない環境で友達ができるか心配です。

A:全校の約19%が女子学生です(2025年5月時点)。化学・生命工学科では比較的女子学生の比率が高い傾向があります。国際寮での留学生との交流や、e-Sports Lab・アーチェリー部など多彩な活動を通じて、学科を超えた仲間との絆が生まれます。

Q3:就職か大学編入か、どちらを選ぶべきか早めに決める必要がありますか?

A:多くの学生は4年生の冬頃に進路を固めます。旭川高専は卒業生の約39%が進学、残りが就職という実績で、どちらの道も手厚くサポートされています。特に「旭川高専専攻科→北海道大学大学院」という高度技術者ルートは、理系キャリアを極めたいお子さんに魅力的な選択肢です。

Q4:北海道から全国の半導体企業に就職できますか?

A:はい。高専卒の就職は全国規模の求人が対象となります。旭川高専の卒業生も、SCREENセミコンダクターソリューションズや半導体エネルギー研究所をはじめ、全国の半導体・電機・製造メーカーに就職しています。さらにRapidus・ラムリサーチ・アプライド マテリアルズ ジャパンエーエスエムエル・ジャパンのエンジニアとの交流会など、在学中から業界との接点が生まれる機会も増えています。

Q5:高専と普通高校+大学進学、費用はどちらがかかりますか?

A:高専(準学士課程5年)の場合、就学支援金の活用で3年次まで授業料が実質無料になるケースがあり、高校3年+大学4年の計7年間よりも大幅にコストを抑えられる可能性があります。詳しくは「高専はコスパ最強?」をご覧ください。


まとめ:わが子の「理系の好き」を最強の武器に変える15歳の選択

旭川高専の魅力を一言でまとめると、「Rapidus・ラムリサーチ・アプライド マテリアルズ ジャパン・エーエスエムエル・ジャパンと直接つながる半導体教育、ロボコン14年連続出場のものづくり実力、そして北大院まで続くエリートルートを持つ、北海道の技術者育成拠点」です。

求人1,799社に対して78名という圧倒的な就職力、北海道大学院へ続く大学編入ルート、そして旭川高専独自の入学支援金による経済的サポート。北海道エリアで理系進路を考える保護者にとって、旭川高専は非常に魅力的な選択肢です。

しかし、合格にはしっかりとした準備が必要です。

推薦選抜は3年間の内申点の積み重ね、学力選抜は数学・理科・英語の傾斜配点(各200点)対策が合否を分けます。

第5志望まで出願できる志望制度と、北海道4高専の複数校志望受験制度(最大10学科)をうまく活用した受験戦略も重要です。

今日から学習習慣を見直し、戦略的に準備を始めましょう。


▶ 旭川高専合格に向けて、今すぐ始めよう

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まずはお子さんの内申点を確認し、今日から学習習慣の見直しをスタートさせましょう。


この記事の情報は2026年3月時点のものです。入試情報は必ず旭川高専公式サイト(https://www.asahikawa-nct.ac.jp)でご覧ください

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