福岡大学の概要と特徴
福岡大学で半導体関係の就職をするには、どこの学部がお勧め?
半導体製造部門では、「電気回路」「電子回路」「電気磁気学」といった基礎科目から、「半導体工学」「半導体デバイス」「集積回路プロセス」などの応用科目を履修することで、半導体製造に関する知識を体系的に学べます。
半導体設計部門では、「電気回路」「電子回路」「論理回路」といった基礎科目から、「計算機工学」「ディジタル電子回路」などの応用科目を履修することで、半導体設計に関する知識を体系的に学べます。
いずれの部門でも、3年生で半導体関係企業のインターンシップに参加することが可能です。
大注目!台湾留学してTSMC認定プログラムを受けられる
この協定で、電子情報工学科の4学生が、雲林科技大学に留学して、現地で提供しているTSMC半導体人材育成日本人留学プログラムを受けることができます。
さらに、卒業研究を、4年生の前半(4月~9月)を福岡大学で、後半(9月~翌年1月)を雲林科技大学で行うことができます。
雲林科技大は、台湾国内でも技術系大学として高く評価されている大学です。
留学中はTSMCへの見学も含め、様々な実践的な学習を行いながら、中国語の基礎も習得できることから、海外でも活躍できる半導体エンジニアへ近づくことができます。
参照:
雲林科技大TSMC留学プログラムについて
台湾留学サポートセンター 国立雲林科技大学
在校生や卒業生の大学への評価は?
工学部電子情報工学科の在校生(2024年当時)からは、学科の魅力として、ハードウェアとソフトウェア両方の知識を得られたことが評価されています。
電子回路や半導体などのハードウェアとAIやプログラミングなどのソフトウェア、両方の知識を得ることができます。「IT」といえば、どうしてもソフトウェアにばかり目が行きがちですが、本体の構造や仕組みを知っていなければ、将来選ばれる人材にはなれません。双方を本質的に理解することで、より柔軟に対応する力を養えます。
福岡大学 FUKUDAism 在学生紹介
また、卒業生からは、多角的に物事を捉えて行動する体験ができたことを評価する声があります。
演習や実験ではグループ活動が多く、一つの問題をみんなで協力して解決する中で、異なる視点に立つと別の課題が見えてくることを学びました。多角的に物事を捉えて行動する力は社会に出るとさらに求められるので、在学時に経験できて良かったと 感じます
福岡大学 FUKUDAism 卒業生紹介
福岡大学の生活の過ごしやすさは?
福岡大学の工学部(電子情報工学科)があるのは、七隈(ななくま)キャンパスです。
七隈キャンパスは福岡市営地下鉄七隈線「福大前駅」と直結しており、福岡市中心部の天神や博多エリアからのアクセスも抜群です。
キャンパス周辺は学生向けアパートが豊富で、家賃相場は月3万5千円~5万円程度と、都市部にしては比較的リーズナブル。スーパーやコンビニも充実しているため、生活面で困ることはほとんどありません。
また、七隈キャンパス自体も広々としており、カフェテリアやスポーツ施設、図書館などの設備が整っているため、学生生活を充実させるには理想的な環境です。
福岡市自体が住みやすさランキング上位常連の都市であり、「都会の便利さ」と「住みやすい雰囲気」の両方を享受できるのも大きな魅力です。
福岡大学独自の奨学金など制度は?
福岡大学では、入学料免除/猶予や授業料免除、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金に加え、大学独自の奨学金制度があります。
入試成績優秀者奨学金「FUスカラシップ」は、大学が指定する入試で優秀な成績を収めて入学した学生を「FUスカラシップ生」として採用する奨学金制度です。
令和4年度から開始された制度で、採用されると「最長4年間の授業料の半額が免除」されます。
工学部の場合、1年で100万円の授業料がかかるので、その半分の50万円が免除されることから、4年トータルで200万円お得になります!
- ・対象入試制度 : 一般選抜(前期日程)、共通テスト利用型(Ⅰ期)
- ・対象学部・学科: すべて
- ・対象候補者数 : 対象入試制度全体で800人程度(最大)
入試の成績で採用候補者が選考されて、本人には通知され、入学したら正式に採用されます。
この奨学金への個別の申し込みは不要です。
多くの奨学金が、家庭の経済状況が考慮されるなか、試験の成績だけで奨学金支給内定者になれるので、がんばって成績上位合格を目指しましょう!
おすすめ学科への入学方法は?
工学部電子情報工学科の2025年度入試の概要を紹介します。
最新の情報は、必ず大学公式ページを確認してください。
工学部電子情報工学科の入学定員は150人です。
多くの選抜方式があるので、ここでは代表的な方法を5つ紹介します。
入試区分 | 試験科目 | 人数 | 備考 |
---|---|---|---|
総合型選抜(総合型) | 一次選考(提出書類・小論文)、二次選考(面接:口頭試問含む)) →別日で実施 | 2人 | 自己推薦 工業高校等からの志願者は成績が4.3以上、 普通高校は3.5以上と異なる |
学校推薦型選抜(A方式) | 個別試験(英・数・物から2科目選択)・面接 | 19人 | 学校長推薦 個別試験が100点、面接が20点の割合で、個別試験重視 |
一般選抜(系統別日程) | 個別試験(英・数・物or化) | 14人 | 英語・数学の得点を1.5倍にする傾斜配点 |
一般選抜(前期日程) | 個別試験(英・数・物or化) | 75人 | |
一般選抜(前期日程・共通テスト併用型) | 個別試験(数・物or化学)、共通テスト(英・国数理(物or化学)情のうち高得点1科目) | 13人 | 指定する英語資格、検定試験の結果を点数化して加点。 |
おすすめコースへの偏差値は?
工学部電子情報工学科の偏差値は45前後程度とされています。
入試難易度と、就職状況や学習内容の魅力と比較すると、とても魅力的です。
受験対策としては、特に英語・数学・物理の基礎をしっかり固めていくことに心がけましょう。
参照:パスナビ(旺文社)
おすすめコースへの編入学方法は?
高等専門学校(高専)卒業見込み者等も対象とした、工学部への編入学があります。
最新の情報は、必ず大学公式ページを確認してください。
入試区分 | 試験科目 | 人数 | 備考 |
入学試験 | 英・数・物、面接 | 若干名 |
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