佐賀大学で半導体関連企業への就職を目指す方必見!
この記事では、おすすめ学部(理工学部電子デバイス工学コース)での学習内容、就職先実績、偏差値、入試情報、大学独自の奨学金制度、キャンパスライフの魅力まで、最新情報を詳しく解説。
在校生・卒業生の声も紹介し、リアルな大学生活をお届けします。
佐賀大学で充実した学びと未来へのステップを見つけましょう。
佐賀大学の概要と特徴
佐賀大学は、佐賀県佐賀市に本部を置く国立大学です。
6学部を擁する総合大学として、幅広い学問分野を提供しています。
地域に根ざした研究や活動に力を入れている点が特徴で、地域社会の課題解決に貢献する人材育成を目指しています。
例えば、有田焼の教育施設を佐賀県有田町に設置して、窯業関連の専門施設を整備しています。
また、大学としてはめずらしい「美術館」を設置しています。
2025年7月からは、マイナンバーカード連携の証明書発行システムを導入予定で、学生の利便性向上や大学業務のDX化を促進しています。
佐賀大学は、地域に根付いた活動も行いながらも、先端の研究教育を行っている、国立の総合大学です。
参考
佐賀大Press
佐賀大学美術館
佐賀新聞「佐賀大学、マイナンバーカード連携で卒業証明書など発行 7月導入へ 卒業生や在学生の利便性向上」
佐賀大学で半導体関係の就職をするには、どこの学部がお勧め?
半導体関連分野への就職を目指すなら、理工学部電子デバイス工学コースが特にお勧めです。
電気デバイス工学コースでは、半導体デバイス工学、論理回路といった半導体にかかわる基礎となる必修科目を開講しています。
また、LSI回路設計、集積回路デバイス工学といった選択科目もあり、幅広い知識と技術を学びます。
卒業生のうち、約6割が大学院進学、約4割が就職しますが、就職希望者の就職率は毎年100%を誇ります。
半導体関係では、京セラ、村田製作所、東京エレクトロン、SUMCO、ロームなど著名なメーカーへ就職しています。
このように、理工学部電子デバイス工学コースを目指せば、半導体関係に就職できる可能性が高まります。
参考:佐賀大学理工学部 進路
佐賀大学のイチオシ先生!
嘉数誠(かすう まこと)先生は、新しい動作原理によりダイヤモンド半導体パワーデバイスの作製に成功しました。
ダイヤモンド半導体は、一般的なシリコン半導体に比べて、約5万倍の大電力高効率化、約1200倍の高速特性が期待されてますが、実用化が容易でないと言われてきました。
嘉数先生の研究グループは、これまでの課題を解決する新しい動作原理を考案して、その原理を実装したダイヤモンド半導体デバイスを作製しました。
その結果、飛躍的に電力性能が向上し、デバイスの劣化を抑えることができました。
将来的には、携帯基地局、電気自動車の電力制御のためのデバイスや宇宙空間でも使えるものとして、活躍することが期待されます。
嘉数先生は、「半導体デバイス工学」や「パワーエレクトロニクス」の講義を担当されています。
電子デバイス工学コースに所属すれば、嘉数先生の講義を受けたり、嘉数先生の研究室で卒業研究に取り組むことも可能です。
研究室ホームページによれば、「コース配属前の1年生も、インターン生として研究やゼミ(輪講)の参加を歓迎」とあり、1年生の段階から、最先端の研究に触れるチャンスがあります。
参照:
佐賀大学:新動作原理によるダイヤモンド半導体パワーデバイスの作製に成功
佐賀大学理工学部 パワー半導体(嘉数)研究室
在校生や卒業生の大学への評価は?
理工学部の在校生の声として、「しっかり勉強したいならよい大学」といったコメントが多く、設備や環境が評価されています。
大学でちゃんとした勉強をしたい自分にとってはぴったりな大学だと思う。設備を整っているから、学校生活が楽しい。
みんなの大学情報 佐賀大学
また、卒業生からは、モノづくりの楽しさを学生生活で経験できたことがとてもよかったと評価する声があります。
研究を始めて半年ぐらい経ったころにようやく、自分で書いたプログラムでロボットを少しだけ動かすことが出来ました。
その時の感動は今でも覚えていますし、自分が時間をかけて学んだ内容でモノを動かすことってこんなに楽しいことなんだと気付きました。
国立大学56工学系学部ホームページ
佐賀大学の生活の過ごしやすさは?
半導体関連を学べる理工学部のメインキャンパスは本庄(ほんじょう)キャンパスです。
佐賀市の中心部近くに位置しており、JR佐賀駅からはバスで約15分程度と立地にあります。
キャンパスは広々としており、緑が多く落ち着いた雰囲気です。
キャンパス周辺には、学生向けのリーズナブルなアパートが多くあります。
家賃相場は、ワンルームや1Kタイプで月額3万円~5万円程度が目安となり、都市部と比較すると生活費を抑えやすい環境です。
スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、飲食店なども揃っており、日常生活に不便はありません。
自転車があれば、市内の主要な場所へ移動しやすいでしょう。
佐賀市は、都会のような喧騒はありませんが、落ち着いた環境で学業に集中したい学生にとっては非常に過ごしやすい街です。
佐賀大学独自の奨学金など制度は?
佐賀大学では、入学料免除/猶予や授業料免除、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金に加え、大学独自の奨学金制度があります。
「かささぎ奨学金」は、「佐賀大学学生の模範となるような優れた人材を育成するため、本学に強く入学を希望する成績優秀な者に、在学期間を通して継続的に給付」される奨学金です。
令和7年3月時点で、採用予定者は理工学部で3名(前期2名、後期1名)で、年間30万円、原則4年間支給されます(学業成績で給付打ち切りの可能性あり)。
選考方法は、一般選抜試験の成績優秀者が、受給内定者として選考されます。
奨学金の多くは、家庭の経済状況が考慮されるなか、一般選抜試験の成績だけで奨学金支給内定者になれるのは、とても珍しい制度です。
参照:佐賀大学 学生生活
おすすめコースへの入学方法は?
理工学部電子デバイス工学コースの2025年度入試の概要を紹介します。
最新の情報は、必ず大学公式ページを確認してください。
総合型選抜Ⅱに「女子枠」があるので、半導体業界へ進みたい女子高校生にはお勧めです!
理工学部では、2年次からコースに配属されます。
一般選抜の場合、配属は、本人の希望と1年次の成績で行われます。
総合型選抜、学校推薦型選抜の場合、出願時に選択したコースに配属されます。
入試区分 | 試験科目 | 人数 | 備考 |
---|---|---|---|
総合型選抜Ⅰ | 面接、適正検査(電気及び力学に関する物理の問題:ペーパーテスト) | 5人(電気電子工学分野:電気エネルギー工学コースと電子デバイス工学コース) | 適正検査は試験当日に配布されるタブレット端末で問題を読み、回答用紙に回答 |
総合型選抜Ⅱ | 共通テスト(国、地歴公民から1つ、数学ⅠA、数学ⅡBC、物化生地から1つ、英、情報) | 12人(一般枠:電気電子工学分野) 2人(女子枠:電気電子工学分野) | 女子枠は、書類審査で「学修計画書」が必要。理工学分野において女性として活躍するために考えていること (卒業後の目標や目指すキャリア、在学中に取り組みたいこと)について確認 |
学校推薦型選抜Ⅰ | 小論文、基礎学力・学習力テスト(数学・物理)、面接 | 4人(電気電子工学分野) | 工業高校等が対象 基礎学力・学習力テスト(※)は試験当日に配布されるタブレット端末で問題を読み、端末に回答する |
一般選抜 前期 | 共通テスト(国、地歴公民から1つ、数ⅠA、数ⅡBC、物化生地から2、英、情) 個別試験(物/化、数) | 283人(理工学部全体) | |
一般選抜 後期 | 共通テスト(国、地歴公民から1つ、数ⅠA、数ⅡBC、物化生地から2、英、情) 個別試験(数、物、化から1つ) | 93人(理工学部全体) | 個別試験は、「数学・物理」、「数学・化学」の組み合わせで受験すれば、高得点科目を採用 |
(※)基礎学力・学習力テストのタブレット端末動作イメージは、大学公式YouTubeで公開されているので参照してください。
おすすめコースへの偏差値は?
理工学部の偏差値は42.5〜52.5程度とされており、選択するコースや、入試方法、発表する予備校によって多少変動します。
日ごろから、基礎をしっかり固めて、ミスを少なくして問題を解くように心がけましょう。
参照:パスナビ(旺文社)
おすすめコースへの編入学方法は?
高等専門学校(高専)卒業生も対象とした、理工学部への編入学が2種類あります。
最新の情報は、必ず大学公式ページを確認してください。
入試区分 | 試験科目 | 人数 | 備考 |
推薦入試 | 小論文・面接(口頭試問含む) | 6人(理工学部全体) | 高専4年次の成績が上位1/3以内で、校長推薦が必要 |
一般入試 | 学力試験(数学・専門科目)・面接 | 9人(理工学部全体) |
まとめ
佐賀大学の理工学部電子デバイス工学コースは、今後ますます重要となる半導体分野で活躍したいと考えている皆さんにとって、非常に魅力的な選択肢です。
基礎から応用までしっかりと学べるカリキュラム、充実した研究設備、そして親身な先生方のサポートがあり、専門知識と実践力を着実に身につけることができます。
多くの卒業生が、大手企業を含む様々な半導体関連企業で活躍しており、その実績は企業からの高い評価にもつながっています。
また、落ち着いた環境の本庄キャンパス周辺は、生活費を抑えつつ学業に集中できる魅力的な生活環境を提供しています。
大学独自の奨学金制度も、皆さんの学びを経済的にサポートしてくれるでしょう。
佐賀大学での学びは、皆さんの可能性を大きく広げ、夢を実現するための確かな一歩となるはずです。
ぜひ、佐賀大学理工学部で、未来の半導体産業を支えるエンジニアを目指してみませんか?皆さんの挑戦を応援しています!
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